しんぺーたちの鳥人間

今年は鳥コンに行けないことになっていた。そんなことはもう、春から決まってしまっていたこと。それも自分のことでだ。自分たち(もちろん23・24の機体でだけれど)の機体とその結果があって、しんぺーたちのこの鳥コンにつながっている。TTの話も。そんなことはずっと、去年落ちた瞬間から考えていたけれど、結局24・25代の機体とその結果に、俺は貢献することができなかった。

そういうこともあって、何かあげたいんだとwasabandの人たちに言った。みんなであげるべきものを作った。でもそれでも足りない気がして、フェアリングの3年生に酒を買った。そしてしんぺーにメールでも送ろうかと思った、前日の暑くて寝られない夜、タカフに聞いたらもう寝てるだろと言われ、ビデオで思いを伝えることにした。俺は多分直接的な感情表現が下手だ。でも言いたいことは喋った。

それでも何もしてあげてない気がした。俺らはあれだけ苦労をかけたのに。そんな気持ちがあった。

当日の朝、もうすでに飛んでしまったんじゃないかと常に思いつつスーツを着て面接へ。30分待ってる時間が面倒だった。面接は4番目くらいに始まって、すぐに終わった。予告通りてっちゃんに渡すべきものを渡してから、着替えて、自転車で東京駅へ向かう。学割で新幹線の切符を買って、ホームへ。ホームで自転車にかぶせるビニール袋をもらって、時間まで待っていた。長かった。

てっちゃんが品川から乗ってきた。非常に汗をかいていた。新幹線の中では前日眠れなかったので眠いなと思っていた。ひろきから途中でメールが来たけれど怖くて見なかった。米原に着いて、在来線に乗り換え彦根へ。俺の自転車のせいで電車一本遅れてすまんと思いながら電車を待ち、彦根着。自転車の前輪のクイックのネジがなくなっていることに気づき、スポーツ屋に行って買って琵琶湖に急ぐ。

てっちゃんはサンダルだったので足が痛そうだった。異常に暑い琵琶湖までの道を急いだ。琵琶湖近くの暑い日差しの下、しんぺーとくにちゃんに出会った。何も結果は知らなかったけど、会えて良かったと、無事で良かったと思った。顔が赤かった。俺はどういう表情したらいいのか迷う。いつもそうだ、なんてまた自分のことを思った。それからしんぺーに琵琶湖畔の路上で、結果を聞いた。

詳しく説明してくれた。しんぺーは「実感がないです」と言っていた。くにちゃんは「でもきれいでした」と言っていた。俺も終わって実感がなかったなあと去年のことを思い出し、その後、宿に戻ってシャワー浴びながら泣いたのを思い出した。何が悔しいかって、もっと機体も俺も飛べると思ってたからだ。しんぺーがこれからどう思うのか、俺と違うのか同じなのか、どうなんだろうと思いながらしんぺーとくにちゃんと別れ、湖畔へ行った。

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てっちゃん。

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琵琶湖の砂浜

タカフとかひろきとかと出会って、片付けをして琵琶湖を後にした。宿に戻り、書き物をしていたら飲み会の時間になった。外はまだ暑く、卵を買いにいった。会場で色々面倒だった。一番渡すべきものがつぶれてしまう前に渡せたのは良かった。みんな見てくれたかなあ。その後は飲んだり割ったりしていたら、いつの間にか時間になっていた。ほんとに久しぶりの全力飲みだった。

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24代。

二次会でビール注ぎをしていたらタカフに出しゃばりすぎだ馬鹿者と言われたのでそれからはなるべく前に出ないようにしつつ、静かに3年生-もう引退するなんて信じられない-の話を聞いていた。みんなの話を全て、俺のくだらない記憶に換えて覚えてられたら良かったのだけれど俺は記憶力が人より遙かに悪い。でもあの場は一生聞くことのできないだろう話を、みんなから聞けた。俺は関係ないんだけど、ありがとうと思った。

その後はパイロットで話したりしていたら終わって、外でヤンにうざがられたりしていたらみんな帰ってしまった。フロントで鬱な話をしていた。その後はタカフとおっちーとyamaDとで罰ゲームつきじゃんけんをしてから、しんやの布団の開いている部分で寝てしまった。

後日、東京に帰ってきてからみんなのmixiをみたりブログを見たりしてまた色々思い出した。お疲れ24代!たまにはアルバム見てね!名簿の名前とか色々間違ってると思うけど、ごめん!

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