大阪をひたすら歩いた

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昨日は大阪に行ってきた。前日はあまり眠れず、起きても寝不足から頭が痛いなあやばいなあと思っていた。家を10時半くらいに出て、東京駅へ向かう。JR東日本の切符は買うときに領収書を出すようにするか選べる気がするけれど、新幹線は東海なのでわからないので窓口に並んだ。ギリギリだったけれど、11:10の新幹線に乗れた。

乗ってみると、コンセントがついてる新しいやつでラッキー!と思いながら寝ていた。でもやっぱり寝られないのでぼんやりと本を読んだりしていた。どこでも寝られて、どこでも回復できる人になりたいなあと思っていた。前に座っていた白人がiPhoneで外をずっと撮影していた。

そのうち名古屋につき、京都につき、新大阪についた。知らなかったけれど、大阪駅っていうのは新幹線止まらないのかーと思った。なんでわざわざ遠いところに作ったのやらと思いつつ、地下鉄御堂筋線で南下した。まわりの人が大阪弁しゃべっていてアウェイ感が漂う車内。アナウンスの「とびらが閉まります」のストレスは「と」にかかっていた。

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新大阪。JR東海の駅名の看板はデザイン微妙だと思う

動物園前で降りて、阪堺電車という都電みたいなやつに乗り換える。動物園前、新今宮あたりから南のあたりはデンジャラスゾーンだというので素早く乗り換える。そのままその阪堺電車で堺方面へ。堺は穏やかな雰囲気の街だった。

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阪堺電車

堺で用事を済ませて、今度は南海電車で北上する。最初は電車があんまりこなかったけれど、乗ってから横に立っていた高校生らしき男たちの会話を聞いていた。大阪弁だとみんな漫才でもやってるように聞こえる。修学旅行が長野にスキーだったのに下の学年からニュージーランドになったこと、校舎が新しくなるけどそのときにはもう卒業していることなどに文句を言っていた。

新今宮で降りて、散歩することにした。出てみると向かい側があいりん総合センターだった。いっぱい人がいたので渡るのをやめて、東の方へ歩いていった。しかし宿が安い。だいたい、1000円~1500円くらいで一泊のようだ。外人に人気なのも分かる。自分が外人だったらきっと泊まるんじゃないかと思う。

南霞町で渡って今池まで歩く。歩いていると、思ったよりデンジャラスでもないかな、という気がする。けれど何かあったら嫌だったので早足で前を見てひたすら歩いた。売り物になるのかよく分からないものを売ってる店がいっぱいあった。そして大人の男しか歩いていないのがすごいと思う。特になにかするわけでもなくうろうろする人、そこらへんで寝てる人が多い。あと物価が異様に安い。

今池のスーパー玉出に言ってみると(スーパー玉出はそこらへんにいっぱいあるとてつもなく派手なスーパー)、やっぱり大人の男しかいない。みんなスーパーで買っているのが面白かった。あと魚の種類がいっぱいあって、楽しい。呼び方も違うし、東京の半額以下の値段で魚が売っていた。これは堺のスーパーでもそうだった。やっぱ東京は魚が異様に高い。

そのまま飛田新地に歩いていった。まず目に入ったのは飛田大門跡。昔、小学生のときによく読んでいた手塚治虫の「陽だまりの樹」には、手塚治虫のひいおじいさんである手塚良庵が大阪の適塾に入ったときの話が出てくる。そこで良庵は新地に通うことになる。

そんな昔の新地の面影がまだ残っているというのが気になり、見てみたかった。飛田大門跡は、遊女が逃げられないようにあった門だという。それが今でも、柱だけ残っている。まずそれを見て、そして進んで行った。

時間はちょうど夜と夕方の間くらい、どんどんあたりは暗くなっていく時間帯、逢魔が時。店にはばあさんと女の子がいて、暗い道の中そこだけが明るく、ぼうっと光っている。そんなお店がずっとつづいている。人通りはまだ少ない。

まるで100年前の時代に来たみたいだった。平成の世にこんな世界が残っているなんて、と思った。ばあさんは大阪弁で執拗に勧誘している。あのばあさんも昔はその横に座っている女の子だったのだろうか、などと思っていた。必ずその2人のペアで小さな店先に座っている。

あまり長く歩いているとよくない気がして、どんどん北側へ歩いていったら料亭街はなくなり、さびれたアーケードになった。寂れたアーケードは、いかにも危なさそうな雰囲気だった。なのでまた早足になって、新世界まで歩いた。

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壊れかけてるアーケード

新世界はごちゃごちゃしていて串揚げ屋が多かった。そこらへんで将棋しているおじさんとかがいっぱいいた。通天閣は2階のチケット売り場まで登ったら満足したので上に行かなかった。そこからまたひたすら歩き。時間が早いのかもしれないけど、人が少ないなと思った。東京に比べて。串揚げを若干食べてみたかったけれど、時間もないのでやめた。

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通天閣。広告でごちゃごちゃしてるのが大阪っぽい。

歩いていったら雰囲気が変わり、秋葉原っぽい街になった。地名を見ると日本橋と書いてある。東京のと同じ名前なのかなと思ったら、発音が「にっぽんばし」らしい。パソコンとかCDとかプラモとかそういうものをひたすら売っていた。あと気づいたことは、南北の道が「筋」って書いてあること。「堺筋」とか書いてあって、「筋」って何?と謎だったけれどたぶんそういう意味だろうと思った。

どこかでこの店の雰囲気見たことあるな、と疑問だった。考えてみると、台北の八徳路電脳街とか、いろんな夜市に雰囲気が似てるなと思う。CD屋とか、メディア屋とかそっくり。さっきまで歩いてきた新世界も夜市に似ている。同じような人たちがやっているのかな、と思った。

そのまま歩き、左に曲がってなんばまで行った。すでに足が限界になっていたけれど、何も考えられず道頓堀を抜ける。ここらへんは派手で看板がごちゃごちゃしてる具合を除けば新宿とあんまり変わらないなーと思う。さらにアーケードを進む。

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道頓堀の橋の上。

しかしアーケードは洋服とかしか売っていなかった。お腹すいたし足が限界だ・・と思ってたこ焼きとか食べたかったけれど、お腹がすきすぎて何も考えられずフラフラし、限界を感じて心斎橋で御堂筋線に乗った。でも混んでいて座れなかった。

新大阪について、お土産を買おうと思ったけれどこれもあまりにつかれていて時間がかかった。串揚げ5本と、唐揚げマヨネギ弁当と、よなよなエールを買って新幹線に乗った。ようやく一息つき、エールを飲みながら串揚げを食べた。

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飲んでいたらだんだん元気になってきて、メールしたり外を眺めて音楽を聞いたりしていたら東京についた。東京駅から這うようにして大手町まで歩き、地下鉄で家に帰った。あまりにもつかれていて、寝てしまった。

大阪で感じたことは、昔懐かしい雰囲気と歴史。電車に乗っていても、道を歩いていても、ものごとの更新されるスピードがゆっくりである気がする。あと、いろんな時代の積み重ねの余韻が残っている印象を受けた。良くも悪くも引きずるものがリアルで、生活にくっついてるイメージ。東京ではそういうものは、歴史的建造物のような扱いになっている気がして、「リアル」ではない。あと、東京に比べてどこも人が少ないのに、アーケードがやたら多くて、雨があたるのがそんなに嫌なのかなと思った。最初思ったよりも歩いていて楽しくて、よかったなと思った。

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