黎明期の飛行機

今日は起きてみると喉が激しく痛い。まあ月曜あたりからまた風邪を引いた気がするのだけれどそれが段々悪化してきている気がする。朝ごはんを食べてのどぬーるを塗って、学校へ。結構ぎりぎりについた。というかめっちゃ睡眠時間とった割には眠い。風邪のときにはもっと睡眠時間が必要なのだろうか。

3限は「農薬とおじいちゃん」ではなく「環境と生物」。しかし内容では前者の方があっている気がする。この授業の先生は長い間農薬開発にかかわってきたので農薬の話が主だった。農薬を使わないほうがいいのではと思っていた俺だったが話を聞くのは面白い。除草剤だったら、光合成阻害剤・内分泌物質攪乱剤・活性酸素剤・アミノ酸合成阻害剤とかあって、色々考えるものだと思った。殺虫剤だったら神経系・脱皮を阻止するとか。

その中でもおじいちゃんが研究していたという高級脂肪酸を使った除草剤の開発には興味を惹かれた。高級脂肪酸といえば要は石けんで、その炭素数を変えて植物に散布して対照実験すると、ある特定の炭素数のところだけ枯れるという実験結果の写真を紹介していた。見事に9-11くらいの炭素数のところが枯れていて(これは見る見るうちに枯れるらしい。15分くらいで)、他の炭素数(多くても少なくても)のところはピンピンしていた。

実は自分は昔小学校のときの自由研究で洗剤の毒性を調べようと思い、洗剤・石けん・水で種の発芽させるという対照実験をしたことが2回ほどあるので(結構難しい。ほっとくと腐ったりする)おーやっぱりそういうことするんだなあとか思った。ちなみにそのとき洗剤は家にはなかったので隣の家の人からもらってきたのを使った。懐かしい。

4限は数値計算法。この授業の前にゼミの資料を印刷しようと思っていてできなくて、ちょっと遅れてから行ったら数値計算の全容みたいなことを話していた。ゼミの内容と結構かぶってるなとか思って聞いていた。内容は依然として連立一次方程式の解法。LU分解とか。

5限は流体。今日も引き続き、解けるNS方程式を解いてみようという話。「この学科には幸か不幸か偏微分方程式の授業がない」って言ってたのを聞いて、やっぱり!と思った。なんで流体とか熱とかで偏微分方程式が出てくるのに授業がないのか、と今まで不思議だった。ということでストークスの問題を解いた。

6限はゼミ。今日は自分が発表だったけれど、どういう風に発表するかをあまり考えていなかったのでアタフタした。なんか資料を作って満足してしまったのがやっぱり駄目だった気がする。次からは何言うか考えていこう。自分のCFDの後に英語の教科書。今日は笑った。

Introduction to Flight

この本なのだけれど、ジョージ・ケイリー(Sir George CAYLEY)っていう人の話が出てきた。この人は固定翼機の理論を作ったり、尾翼の安定性を考えたり、回転式の風洞実験を考えたりしてたという点で結構すごい人だったのだけれど、中々最後まで元気なおじいちゃんだったようだ。

ジョージ・ケイリーは1849年に、10歳の孫を乗せて上の三葉機を坂から転がしたら浮いた!っていう実験をやっていたらしい。しかしそのとき76歳。単純に考えれば「76歳のお爺ちゃんが孫を連れて坂の上から変な乗り物に乗っけて落っことしてる」という構図が浮かぶわけで、周りの人は奇異の目で見ただろうなあと思う。坂の上から降りつつジャンプ程度は浮いたらしい。

そんな話題もありつつ、時間が終わった後も笑って話していた。多分この学科の中で一番弱小研究室(なんたって研究室の部屋がないからねw。部屋がないのに研究室なんだろうか・・と思うw)なのだけれど、終わってから雑談してるのとか思えばこんな雰囲気は珍しいのではないかと思う。先生は偉そうじゃないというよりむしろ同じ目線でそして面白いので。

その後、英語の本をコピーしてから格納庫へ。行ってみるとミーティングが始まっていた。ドキュメンタリーを作る人たちが来ててなんか喋れといわれたけれど特に何を言わなかった。その後簡単なバイトをしてから99で豆腐とオイルサーディンとビタミンCを買って格納庫に持っていってから帰る。

家でビタミンCについて調べたら、ポーリングって偉い人がじゃんじゃんビタミンCを摂れっていう理論を言ったのだと分かった。それに大して疑問を投げかけてる人も結構多かった。とりあえず飲もう。

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