初オレゴン州 (1日目)

アメリカでは7月4日が独立記念日で休みである。ついでに、7月4日が今年は火曜日なのでその前日である月曜日の7月3日がほとんどの人が休むということを聞き、自分でも休むことにした。妻とこどもは一足早く夏休みということで日本に帰ってしまっていたので、ひとりで4日間の休みである。ずっと英語を勉強するとか、ずっと力学の勉強をするとか意識高いこともすこし考えたものの、オレゴンにいるたかふさんの家に遊びに行くことした。

たかふさんの家までは300マイル弱の道のりである。いまキロ換算してみたら462キロある。日本でいうと東京から大阪のちょっと手前くらいまで行く感じで、結構距離がある。交通手段は飛行機か、アムトラックか、バスか自動車の4択だが、とりあえず車でいくことにした。移動中は暇だが、アメリカの広さを車で走って体験しようと思った。

布団や自転車、掃除機などを車に積み、家を10時10分くらいに出発した。I-5をひたすら南下し、英語のCDを聞いたり、Youtubeの音楽を聴いたり、持ってきたCDを聞いたりした。はじめの3時間くらいはちょっとわくわくしてきたのだけれど、あとの2時間くらいは単調でつらいなあと思っていた。車にはクルーズコントロールがついているので、基本的にはアクセルやブレーキは触らず、ひたすらハンドルをすこしひねるだけである。いまの車は若干右に行く癖があり、ひたすら左にすこし力をかけることになった。

この前走ったI-90もそうだったが、この日走ったI-5でも30-40分に1回、日本でいうところのサービスエリアみたいなものがある。レストエリアという名前で、だいたい駐車場とトイレと自動販売機があるくらいだが、たまにコーヒーを無料でくれるところがある。なぜだかよくわからないが、ボランティアがやっていて、クッキーをくれたりもする。この日もレストエリアでコーヒーをもらい、飲みながら走った。

ワシントン州エリアでは結構混んでいて、なかなか進まなかった。July 4thのお休みに旅行するアメリカ人がたぶん多いのだろう。タコマ、オリンピアあたりまではかなり混んでいたが、それを過ぎてからポートランドまでは比較的空いていた。ポートランド付近はやや混んでいた。

 ワシントン州とオレゴン州の間の橋。この橋を超えるとポートランドで、いきなり都会の感じになる。大きな川が真ん中に流れている都市だった。素通りした。

ワシントン州のI-5の制限速度は、都市部では60マイルだが、田舎エリアでは70マイルである。なので、実質だいたいの車は75マイルくらいで走っている。それがオレゴンに入って都市部エリアに入ると制限が55マイルになり、オレゴンの田舎エリアでも65マイルであった。オレゴン州のほうがなぜかどちらも5マイル低い。

あと、オレゴン州では看板や交通ルールも若干違った。速度制限の標識フォントも若干違うし、ちょっと違和感があった。ただしそれほど全体的に変わるわけではなかった。

レストエリアで休憩しているところ。

結局たかふさんの家についたのは4時半を過ぎており、6時間半くらいかかったことになる。一番の原因はワシントン州の中での渋滞である。たかふさんの家についてから、買ってきたゴーヤを使ってゴーヤチャンプルを作ってもらい、それを屋上で食べた。やや肌寒かったが、気持ちのいい屋上だった。いい夏の始まりだった。

屋上で食べたゴーヤチャンプルとオレゴンのビール。ちなみにオレゴンのブルワリーは日本の全部のブルワリーよりも多いらしく、とてつもないビール州である。このコップは近くのドンキみたいな店で買ったオレゴン大学のグラス。

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