東京と名古屋を往復する方法を11通り考えてみた

あと2ヶ月後には(卒業できれば)名古屋である。実際のところ修士論文は全然書けていないので学校を出られるかどうかにはかなり疑問があるけれど、暗いことばかり考えていても仕方ない。ということで東京と名古屋を往復する方法を考えてみる。帰省なり友達と飲みに行くなり気軽に帰れるとすばらしい。

今回思いついた名古屋を往復する方法は次の11個。よく考えればもっとあるような気もするけれど、現実的なのはこのくらいかなあと。何かもっと良いやり方を知っている人がいたら教えてください。

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  • 電車(青春18切符)
    • ご存知1日2300円でどこまでも行ける18切符。18切符は結構いろいろなところに行ったことあるけど、一番ネックなのは発売時期が学生の休みの期間しかないこと。なので普段使いには使えない。あと時間がかかる。静岡区間は何もなくて地獄。所要時間は6-7時間。

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  • 電車(通常料金)
    • 料金が倍以上高いだけで条件は18切符と同じ。やはり時間がかかる。18切符が使えないときにはなかなか安い選択肢のひとつ。所要時間は6-7時間。

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  • 新幹線(のぞみ自由席)
    • のぞみの自由席に乗る。これが一番普通の人が考えるベーシックな方法だと思う。1時間45分くらい乗ってると到着する。料金はかなり高いものの、本数が多いことが強み。この路線はJR東海の独占なので非常に高い。金券ショップで買うことで多少安くなる。所要時間は2時間弱+在来線の時間。

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  • 新幹線(ぷらっとこだま)*1
    • あらかじめ予約しておくことで、各駅停車の新幹線こだまに7900円で乗れる切符。なぜかワンドリンクがついてくるのでちょっとお得。所要時間は3時間+在来線の時間。

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  • 高速バス
    • 高速バスは片道4000円を切る価格でも存在するかなり安い交通手段。ただし安いと席が狭かったりして寝られない、という話もよく聞く。俺はどちらにしろバス酔いがひどいのと動いている物体の中で寝るのが苦手なので体力的には辛い選択肢。所要時間は6-7時間。

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  • 飛行機(スカイマーク)*2
    • スカイマークといえば国内で頑張っているLCC。中部から、羽田、茨城、新千歳などに一番安いので行けば片道5800円で行ける。この料金だけだとかなり魅力的な選択肢なのだけれど、中部-羽田は深夜なので終電がないような気がする。自転車でも積んで羽田とか中部から走ることになる。ただ迎えとかあったらかなりよい選択肢。所要時間は1時間+在来線の時間。

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  • レンタカー
    • レンタカーは大手ではなく格安レンタカーを借りれば安い。だけれどやはり車に1人で乗るというのはかなりコスト高なので高い。誰か同じ目的の人がいたらいい選択肢にはなりうるけれど、なかなか難しい。所要時間は4-6時間。

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    • 車を買うという方法。車は維持費が非常に高く、薄給のサラリーマンとしては現実的ではない。今回の推算でもかなりぬるい条件で計算したにもかかわらずだめだめだった。所要時間は4-6時間。

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  • オートバイ
    • 自動二輪の免許を取って250ccのオートバイを買う方法。これはあまり期待していなかったけれどかなりいい結果になった。250cc未満(実際は125cc以下)では高速に乗れないのと、250ccより大きいと車検が必要かつ燃費も悪いので250ccが最適だと判断した。所要時間は4-6時間。

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  • 自転車
    • 自転車でひたすら1号線を走る方法。東京名古屋間は350kmちょっとあるので、1日で辿りつけない。1日に人が350km走る競技もなきにしもあらずだがなかなか難しい。だけど経験としてはやってみたい。1日半あれば普通に行ける。ただ往復はちょとと無理。所要時間は15-20時間。

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  • タクシー

タクシーで贅沢に帰る方法。計算してみたらひとつだけものすごく高くなってしまった。たぶんビジネスジェットなみに高い。所要時間は4-6時間。

結果を次の表にかく。左の数は1年間に往復する回数。

往復
回数
18きっぷ 鈍行列車 新幹線 新幹線
(ぷらっとこだま)
高速バス 飛行機
(スカイマーク)
1 4600 12180 22800 15800 8400 14400
6 27600 73080 136800 94800 50400 86400
12 55200 146160 273600 189600 100800 172800
24 110400 292320 547200 379200 201600 345600
48 220800 584640 1094400 758400 403200 691200
往復
回数
レンタカー 車購入 バイク購入 自転車 タクシー
1 20080 295280 118868 28000 220000
6 120480 340680 144208 28000 1320000
12 240960 395160 174616 28000 2640000
24 481920 504120 235432 28000 5280000
48 963840 722040 357064 28000 10560000

ここで、計算の条件として、公共交通機関の場合なら現地での電車代とかも入っている。例えば中部空港から名古屋までの電車代850円とか。高速バスはそれ自体は片道4000円での計算、レンタカーはは48時間借りる計算。

また、車・オートバイに関しては本体の価格、オイル、税金、任意保険、車検、12ヶ月点検、タイヤ、駐車場代、ガソリン代、高速料金を計算にいれている。ちなみに、本体に関しては車は20万の中古車を5年間乗る計算、オートバイは10万の中古車を5年間乗る計算である。新車とかはとてもじゃないけど公共交通機関と競争できない。

これらを計算してみた結果をグラフにしてみる。グラフではタクシーがあると分かりにくいので抜いた。

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これを見ると、固定費がかかる車や250ccバイクでは往復回数が少ないと損をするものの、250ccバイクでは10回程度でぷらっとこだまや飛行機より安くなる。さらに往復が30回を超えると高速バスにも勝利する。かなり有望な選択肢。ただ非常に疲れそうなのとこれから免許を取らなければならないのがネック。

車とレンタカーのどちらがいいかというラインは年間25回程度、2週間に1回レベル。ただ実際にはもう少し普通に使うならレンタカーが有利だと思う。車は誰かと一緒にいくとかじゃないととてもじゃないけど競争できない。

去年基準の初任給で23万円弱。手取りは16万くらいだろう。ということは1年間で15ヶ月換算すると240万円。食費とかいろいろ考えると、かなりギリギリラインを狙うためにはこの交通費を安くすます必要がある。

ということで250ccのバイクがよさそうなので免許を取ろうと思う。でも実際どのくらい使うんだろうなあ。謎や。

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