2007年 7月 の投稿一覧

夏の終わり

飛びたかった。飛びたかったなあ。

終わったあと、イギリス人のインタビューとかボートとか色々あって、みんなが待っていた。俺はまだそのときは状況を把握しきれてなくて、みんな泣いていたのがああ、と思った。こんな結果で申し訳ないと後輩に思い、みんなで作った機体はこんなもんじゃないぞと言いたかった。ついでに俺の脚も。

風は良かったし、プラットフォーム上でも緊張はそれほどでもなかったし、トレーニングも積んできたし、みんなが緊張してるなーと思ってむしろそれを緩めようとか思ってた。そんな状況だっただけに折れても信じられなくて落ちる瞬間までペダルを回してた気がする。何か折れてもそれを俺の脚でカバーしようとか少し思ってた。そんなことできないのに。

一年生の頑張りのおかげで表彰式に行って、それから琵琶湖に落ちたり落としたりした。さらにOB・OGが用意してくれたビールかけとかやった。それはそれでその瞬間はめっちゃ楽しかった。そして部屋に戻り、すっかり酒臭くなってしまったジャージを脱いでシャワーを浴びた。そして泣いた。

悔しい気持ちは時間が経ってしまうと薄れてしまうものかと思っていたけれど、今のところどんどん増幅してる気がする。誰かと話していたり、何かやらなければならないことがあるときはそのときだけ忘れていられるけど、一人になるとこれだけ考えてる。違う未来があったんじゃないかって。一人でいるのが辛いなあ。

できることなら過去に戻りたいななんて考えていた。それも、去年の今日に。俺らの代になった日に。CTに入る気持ちも分かるとかk山さんが言っていたけど、俺はみんなの作った機体で飛びたいなと今更ながらに思う。過去には絶対帰れないし、もう23代と24代で機体を作ることはないし、俺がパイロットをやることもないし、何より格納庫にはもう行けない。みんなで作った機体で飛ぶことは二度とない。それが悲しい。

一年前に戻れたら、なんてそれは夢だけど、禁酒してもご飯ちょっとしか食べられなくてもトレーニング辛くても作業きつくても、やっていけそうな気が今はしてる。でも戻るなんてことはできない。俺の一生に一回の22歳の夏は終わった。もう一回やろうかっていってもしやったとしても、それは何か違う。

この一年間でやれなかったこと、心残りは死ぬほどある。多分それは誰でも多少はあるんだろうけど、俺は自分に甘くて、できなかったこと、達成できなかったこと、口だけになってしまったことが山ほどある。もう返れない去年の夏に返って自分にいってやりたいなあ。でもそんなことはできない。

しんぺーには頑張ってほしい。俺より絶対いいとこまで行ける。そして24代は俺らより絶対いいチームになれる。それは望んでるし、信じてる。俺らの代で24代にはめっちゃ苦労をかけた。最後の最後まで、そしてこれからもそれはあるかもしれない。申し訳ない。でも頑張ってほしい。それだけ思う。

鳥コンが終わったら英語の勉強するんだとか考えていた。俺はいろんなことに興味があるし、パイロットじゃなくなったってやることなんてあると思ってた。でもなんか今はやるべきことが思いつかないな。もうエアロバイクをこがないのが考えられない。失って初めて分かるなこういうことは。やばいまた泣いてしまった。

ああ悔しいよ。でもこれが俺の人生なのかな。悔しいなあ。

翼。

琵琶湖

一年ぶりの琵琶湖。車で寝てからファミレスに行って朝ごはん。それから試験飛行の様にスーパー銭湯で風呂入ってから、レポートを書いた。久しぶりに動かしたxubuntuのノートは何とか動き、geditで書く。

OOoは死ぬほど重かった。その後、ホテルへ。自分の部屋があって鳥コン初めてのいい待遇。でも暇。だからレポートとCFDやっている今日この頃。日曜の天気が心配。

明後日には飛ぶ。それで決まる。

さあ行ってこよう。それだけ。

時がすぎるのは速い上に、それぞれの瞬間の選択は一生に一回。

一週間ぶりくらいの日記。というか時間がないのでちょっとだけ書こう。この間に色々なことがあった。ラストの試験飛行、その後のハンカチ落とし、レポート他。それからツールも結構見てた。時間がないのは分かっているけれど。そして明日から専門教科のテスト。経済は一夜漬けでなんとかなった。ちなみに今日は選挙に行ったので50kmくらいCAAD8で流した(巡航は33-34km/hくらい)。

テスト:

  • 7月24日 解析力学

何もまだ勉強していない。ラグランジアンは分かるけど、それ以前に力学的に難しい問題とか、数学的に難しい証明とか出たら逝ってしまう。

  • 7月25日 製図

何もまだ勉強していない。教科書+関数電卓+定規持ち込み可。過去問を得た。

教科書サーチ能力さえあればできる気もする。

  • 7月25日 熱力学

何もまだ勉強していない。関数電卓あり。今年からの科目だから何が出るか謎。

  • 7月26日 流体力学

何もまだ勉強していない。関数電卓あり。過去問を得た。難しかったら即逝。

勉強してないから簡単なのが出てくれると嬉しい。

  • 7月26日 数値計算法

何もまだ勉強していない。関数電卓+教科書あり。教科書サーチ能力と教科書を解読できる能力と、電卓叩く速度が求められる。理解しきれてないスキームが出たら逝く。

を何とかしよう。今日は今日提出期限だった応力のレポートを出して、都市計画について2000字(主に自転車ネタで攻めた)を書いたので、後残っているレポートは環境政策のA4で5枚だけ。これは琵琶湖に行ってからでも書いてりゃいい。

でも専門教科はまったく勉強していないので何か落とすかもしれないなと思う。明日、日の出とともにラグランジアンと格闘し、製図の教科書に鬼のように書き込み、過去問をやって、クラジウス・クラペイロンの式とかランキンサイクルとかやろう。できなきゃ単位落としたぐったり感とともに琵琶湖入りだろう。そういや昨日はパイロット選考会をやっていた。

そして3日前、つまり木曜の26日あたりからカーボローディングしよう。ちなみに今はトレーニングを控えめに、たんぱく質を多めに。今日の昼ごはんはバナナと焼き鮭3切れ。離陸してすぐにスパイラルに入らないか激しく不安だけど、ちゃんと離陸してみんなで作った機体をそこにいる人たち全員に見せつけてやりたい。「俺ら飛んでるんだぜ!」って。

台風が来て、お盆

台風が来て試験飛行は中止になってしまったようだ。ということで数値計算のレポートを書いていた。行列の絶対最大固有値のヤコビ法による数値解、3点のラグランジュ補間、数値積分(円周率の計算)、オイラー法で微分方程式、単振動の2階の微分方程式のルンゲクッタ。一応ちゃんと全部やったからおばちゃんも許してくれるんじゃないだろうか。

そして新盆なのでお墓参りへ。久しぶりに両親と会う。しかし昼ごはんを食べなかったのでおなかが空いていた。手が線香臭くなりつつ帰ってきて、夜ご飯を食べた後、WASApediaについて180と相談して、てっちゃんのやつとか作ってみた。それからツール観戦。

昨日は平坦ステージ(第6ステージ)で久しぶりにボーネンが勝った。jsportsのクイズはボーネン何位?とかいうやつだったので、まさにそれだった。平坦なのでもともとpelotonでゴールできれば差はつかなかったんだろうけれど、昨日の落車で膝を手術した痛痛しいヴィノクロフが心配だったが、なんとか後ろの方でタイム差なしでゴールしていた。

そしていよいよ始まった第7ステージ。アルプスの山をもりもり登る。最初のほうはボーネンがスプリントポイント取りにいったりしてあんまり変わらなかったけれど、山になるとどんどんpelotonが小さくなっていく。しかも今日は15人も逃げてて、最後の1級の峠になってもまだ5分差くらいあった。

ヴィノクロフ・クレーデンはなんとかpeloton内でなんとかついていっていた。他のエース級も。面白かったのはマイヨジョーヌ着てるカンチェラーラがボトル運び+前で引いていたこと。今日からは山岳だからTTスペシャリストはアシストに徹するらしい。スプリンターはじゃんじゃん遅れる。そして峠に入るとこれぞツールって感じだ。

人が左右にいっぱいいるところをどんどんアタックかけて上ってく。逃げの中からTモバイルのゲルデマンが飛び出し、そのまま山頂まで行って山頂1位通過。pelotonとはまだ結構距離があったから、この時点でこりゃマイヨジョーヌだなと思った。pelotonはラボバンクとか引いてるけど、やっぱ平坦コースと違って引くメリットが少ないんじゃないかと思う。遅いからそんなに風圧ないし。

そしてそのままゲルデマン1位でゴール。鼻水出しながら超泣いていた。まあそれは嬉しいんだろうなあと思った。あのゴールしたとこは気持ちよさそうだった。pelotonは3分半くらい遅れでゴール。ヴィノクロフもなんとか着いてきてほっとした。CSCが結構遅れてる気がする。今のところの本気総合狙いのエースはそんなに遅れてない気がする。

エース級、たとえばバルベルデ、ペレイロ、サストレ、シュレク(兄)、ライプハイマー、コンタドール、エバンス、ロジャース、マヨ、モロー、クレーデンあたりはみんな4分台の遅れで同じくらい。やっぱ落車の影響でヴィノクロフだけエース級では遅れが5分台な気がする。というかディスカバリーのグセフ、昨日までマイヨブラン着てたけど、意外と強い気がする。TT強くて山も結構上れてるし。でもまあプロローグじゃちゃんとしたTTには入らないんだろうな。

明日は本格的な山岳。アルプス。ここで誰が遅れるんだろうか、と思う。というか見てると走りたくなってくるけれど外は雨。明日は試験飛行行くのだろうか。

人生最後の現役試験飛行へ

さて今日から試験飛行に行くことが決まった。いくからには成果を出したいけれど、天気が微妙なんだろうと思う。天気は祈るしかないと思う。あと飛行場を使える時間、それから風の具合。ラダーの効き。新しいペラ。フェアリング。ハイドレーション。流速計。いろんなものがどんどん登場する。

今日はこれから英語のテスト。範囲はaccouting。income statementとbalance sheetとcash flowの3つの理解をしなければならないけれど、まだ全然できないけど間に合うのかなと思う。COGsとかSG&Aとかね。英語のテストはopen bookだから、探す能力があればいいのだけれど。今住んでいる家には英語の辞書がLDOCEしかないから引くスピードが中高浪人と使い潰したライトハウスに比べて遅いと思う。

昨日はゼミがあってCFDはようやく流体と数値計算の半分半分くらいのところまできた。セル内に衝撃波があるときに、微分形だと不連続だからそこだけ積分するとかそんなこと。特性線とかは理解できればというか理解しなきゃだめみたいだ。ItFの方は自分の担当だったけれど、内容は知っていることが多かったので淡々と話す。その後、宇宙飛行士とノーベル賞が出てくれればという雑談。

そしてツール第5ステージ。今までの平坦ステージと違って3級2級の山岳を含むコース。前半から逃げが決まって一時は10分くらい逃げてた。フランセージュデジューとかコフィディスとか毎日逃げてるイメージ。途中のあたりから落車が相次ぐ。マヨが落車したときはサウニュエルデュバル全員で引いてTTTみたいになってた。

さらにアスタナのクレーデンとかag2rのモローとか。クレーデン落車が気がかりだったけれど、さらにその後でヴィノクロフが落車。総合優勝の最有力候補で、結構応援しているのであちゃーと思う。アスタナはクレーデンとカシェキン以外でTTTっぽく引くがCSCが強力に引く集団に追いつけず。

アスタナのアシストたちは700Wを超える負荷の中バタバタと力を失ってちぎれていく。そりゃ700Wとか人間の限界超えてるだろと思う。ついにヴィノクロフ一人になって、グルペットを追い越しつつ、途中でボーネンとかに引かれつつ集団から1分20秒遅れでゴール。今日のスプリントはリクイガスのチャラ男、ポッツァートが勝った。キャノンデール初勝利。

やっぱりピュアスプリンターは山に弱いみたいで、3大スプリンターのボーネン・マキュアン・ハスホフトは集団から結構遅れてゴール。マイヨヴェールはボーネンからツァベルへ。カンチェラーラはまだマイヨジョーヌ。versusのアンケートはカンチェラーラが今日もマイヨジョーヌを着続けられるか?ってやつだったけど、終わってみればそのまま。

なんといってもアスタナが心配。今までチームランキング一位だったのに今日からCSCに移ってしまった。アスタナは、

Andreas Klöden

Andrey Kashechkin

だけが集団ゴールでタイム差ゼロだけど

Alexandre Vinokourov 1’20

Maxim Iglinskiy 4’57

Serguei Ivanov 4’57

Paolo Savoldelli 7’04

Antonio Colom Mas 7’04

Daniel Navarro Garcia 9’36

Grégory Rast 11’15

とひどい有様。どうしようもなくなったらクレーデンかカシェキンがエースになるんだろうか。そうなるとなんのためにカシェキンはアスタナに来たのやらと思う。しかもヴィノクロフは落車で激しく流血しながらゴールだったのでそれが大丈夫なのかというのも心配。後、ザブリスキーはなんで遅いのか不思議。

試験飛行に行って機体面での不安はなくして、後はピーキングをして整えよう。体重が気がかり。やっぱカーボローディングしたら体重増えちゃうんじゃないだろうか。後は天候とか、気温。風は運。もし向かい風1m/sでも本番吹いていてくれたらどこまでも飛んでいける気がするんだけれど。

この前の試験飛行の写真。自分が入っているのは新鮮。

後18日で引退

最近ずっと書いていなかった気がする。試験飛行も行ったし大阪にも行った。でもあんまり思い出せないからあまり書かないでおこうと思う。神戸の悲観主義者の家に泊まらせてもらった。なんだかいっぱい食べてしまったのでその次の日は荒川に走りに行った。荒川は広くてめっちゃ走りやすく、追い風なら巡航40km/hくらいでも大丈夫だなと思った。

そして今日は朝からメカトロがあって、論理回路のシミュレートを行った後、昼は昼で製図を頑張って直した。今日が最終提出だったので頑張って直して提出。かにぱんを食べた。これで製図ともおさらばだなと思ったらまだまだテストがある。βはないのに。その後熱の授業。

さて、今年もツールが始まった。プロローグと第一ステージは見落としたがそれからは見ていた。最近はネットでも外国のテレビが見れていい。平坦ステージで長いとめっちゃまったりだなと思った。でも最後の方になってくると逃げてるのに追いついて、スプリンターたちに仕事をさせるために、クイックステップとかプレディクトールロット、クレディアグリコルなんかがめっちゃpelotonひきまくって追いかけるのが面白かった。

でも、ボーネンもマキュアンもだめかもなーとか思う。マキュアンもステージ優勝はしたものの第2ステージではだめだったし、ボーネンはアシストのステーグマンに負けてた。しかもスプリンターじゃないカンチェラーラに第3ステージでは負ける始末。でも今日はどうなるのか見もの。すでに5人の逃げが決まってる。山岳ステージ来ないかなと思う。CSCかっこいいなと思う。

テストは

  • 12日 環境と生物
  • 13日 MBA
  • 20日 ミクロ経済学
  • 24日 解析力学
  • 25日 製図
  • 25日 熱力学
  • 26日 流体力学
  • 26日 数値計算

になった。ちなみに鳥コンスケジュールは

  • 27日 安全講習会
  • 28日 受付・選手ミーティング(TT・滑空フライト)
  • 29日 フライト(距離)→打ち上げ
  • 30日 引退後の生活一日目

なので、このテストの期間の運の良さが凄いなと思った。テスト期間は30日まででみんな鳥コンのどこかとかぶって悩んでるのに俺はテストがすべて終わってから鳥コン。テストがすべて終わってから鳥コンになったのはこの3年間で初めて。かぶったらパイロットが休むわけにはいかないので、その分俺の単位が消え去っていっていくはずだったのだけど。

テストは解析力学とか流体とか多分ピンチだけど、そんなことよりテストがかぶらなかったという事実がうれしい。心置きなくいける。後はピーキング。カーボロイド。試験飛行で体力を奪われる生活からの体力回復。やることはいっぱいある。