斑尾かまくら合宿1日目・2日目・3日目

就活で他のことができずにひいひい言っている中、タカフを送る会ということで斑尾にかまくらを作りにいった。出発の日は夜まで研究室の行事があってなんとか抜けだし、新宿にたどり着くことができた。よかった。行くまでメンバーすらよくわからなかった。

そのままバスに乗ってひたすら長い夜を過ごした。途中から起きていたタカフと長い間話して、こういうのやったら面白そうだよね!というような話をしたりしていた。まわりの人たちは迷惑じゃないかなあとちょっと不安だったけれど、楽しかった。タカフといろいろできたら楽しそうだなあ将来。

長い夜は明けて、朝6時半くらいに謎のゲーセンについた。アーリーチェックインしてから部屋に行き、着替えて部屋へ。男女比が9:2なのに部屋は同じ大きさの二つ、というのは曲者だったが用意をして早速滑りに行くことにした。みんな意外といろんな装備を持ってきていてすごいなと思う。スキーと言えば上にウェアさえ着れば下はなんでもいいイメージだった。

朝からすばらしい天気で、晴れ渡った空の下ものすごくまぶしい雪の世界だった。ホテルにくっついているスキー場なのでコースが狭いなあこれがトリックか、と思ったけれど、どっちにしろスノボは全然滑れないので問題はなかった。ショートスキーと少し悩んだ。

それからはタカフとひたすらスノボを練習した。たぶんあのスキー場であの日一番転んだんじゃないか、というような自信が生まれるくらい転んだ。頭もお尻も膝も肘も昼前に限界を迎えていた。昼はカップ麺を食った。コンビニがくっついているのがナイスだった。

その後もひたすらタカフと滑った。段々スノボでどうやれば曲がれるようになるかが分かってきた。一番重要なのはびびらないこと。びびると後ろ重心になって、後ろ側の脚がひっかかって曲がれなくなって雪にひっかかって転ぶ。前側に重心を乗せてひざ曲げて後ろ脚を意識することで左右に曲がれるようになった。

最後に時間がなくなってきたあたりでみんなジャンプ台でジャンプしていた。てっちゃんは後ろ重心で転ぶだろうなあと思ったら転んでいた。半分以上の人たちが帰ってから、ショートスキーを借りてやってみた。膝曲げるだけで曲がれて楽しい!だけどエッジ立てても全然止まらなくてやばい!とか思った。もっとやってみたい。

限界を超えて運動したあとに、露天風呂へ。露天風呂の入り口でも滑って転んだ。普通の時だったら転んだら痛いところを、もう痛いことに慣れてしまってるなあと思った。乗り越えれば女子風呂に行けそうな露天風呂だったけど誰も乗り越えず。お湯は熱くてよかった。

ご飯を食べてから部屋に戻ったらみんなぐったりしていた。このままでは疲れて寝てしまうパターンだ!と思ったらすでにてっちゃんは寝ていた。事態を打破しようとビールを飲んで、みんなでコンビニまで買い出しに行くことになった。

素直に靴を履けばいいのに、誰かがスリッパで行くとか言ったので対抗してスリッパで行くことになった。コンビニまでは雪道を歩いて5,6分。ダッシュで出たものの、1分くらいで精神の限界を超えた。もう足の指が全部使用不能になるだろう寒すぎるみんなバカだああなんで進むの、と思いながら雪の降る雪道をスリッパで踏みしめた。

一度限界を超えたらあとは勢いだけで、走ってコンビニまで行くことができた。到着したら足を手で温めた。みんな同じように辛そうな顔をしながらコンビニの中で足をあっためていた。そうしていたらもうちぎれて亡くなるかと思った指が3分くらいで回復した。その勢いでコップを買った。

帰りはメガネをなくしたりしつつも滑って帰ることができた。行きより短時間だったのでなんとかなった。部屋につき、みんなでコップで乾杯した。コップは偉大で、すぐにみんな元気になって、みんなハッピーな部屋になった。

そこから3時間くらい飲んで寝た。最後のほうに3人くらいで話していたあとの記憶がないので何かやっていないか不安だった。翌日目覚めるとコンタクトをいつの間にか外して寝ていたようだ。この位置で寝てていいのかなあと起きてから思ったけど何も覚えてないしいいやと思って、風呂に行くことにした。

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朝のホテルから見た夜明け

朝ご飯を食べて、いよいよかまくら掘りへ。てっちゃんがスコップを借りてきてくれたので、交代しつつかまくらを掘った。ものづくりサークルの力はすばらしく、みんな率先して作業し、いつの間にかものすごい大きさのかまくらができあがった。内部にはイスとか階段とかもあり、もう次は札幌雪祭りに参戦してもいいんじゃないかとか思っていた。

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掘っている人たち

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段々広がってきている様子

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全体像

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階段作り中

そう思っていたらかまくらが崩壊した。中にいたてっちゃんが生き埋めになり、みんなで必死に掘り出した。原因はRを取り去ったことだったようだ。それでも助かって良かった。雪の怖さを改めて知った。

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崩壊したあと。

かまくらが壊れてから、少し待ってバスに乗って帰路へ。帰りのバスで3分で気持ち悪くなり、それから7時間くらいバス酔いと格闘した。その酔いはさらに続き、3日後くらいまでバス酔いが残っていた。スルメとガムでなんとか耐えたけれど、バスに乗りたくないなと思った。

かまくらは楽しすぎる。反省点としては、夜の飲みで加速しすぎてしまったことと、何かを伝えようと思っていなかったこと。ほんとに素で飲んでただけだった。もっと話したいこと、聞きたいこと、伝えたいことがあったはずなのに。心残りだけれど、素のままで飲んだのもそれはそれで楽しかった。

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