アメリカで靴を買おうと思うと、基本的にあまり足に合わない。あまり細かく理由を追求したことはないのだが、恐らく自分の足の形が日本人的なんだろうと思っていた。ある程度足の前部が幅広で、細長型が多いsアメリカの靴に合わないという感じだ。一方で、靴を選べば履けるものも結構ある。前は、Nordstrom Rackで買ったNikeのランニングシューズを履いていたのだが、これが底がすり減って普通に履くのが厳しくなったので、新しいのを買おうと思った。
日本に帰ったときにABCマートに行ってPUMAのランニングシューズを買った。理由は、色が目立ってよかったのと、靴屋で履いたときの感じが悪くなかったこと、また、値段も安かった。しかしこれが失敗だった。アメリカに帰ってから、ランニング、自転車、トレッドミル、エアロバイクなどのときに使っているのだが足に合わない。
足のいろいろなところに痛みが出る。薄い靴下を履いているとまずは土踏まずのきわあたりのところが靴擦れする。これの対策としては分厚い靴下をはけばよいので、スキー用の靴下のような分厚いやつをはくことにした。自転車で走っていると足がしびれて厳しい。1時間くらいならまだ持つが、それ以上だともう靴を投げ捨てて裸足で走りたくなるレベルだ。自転車のときは使わないことにした。普通のスニーカーを履いているほうがだいぶましである。
ランニングのときに分厚い靴下を履いているので、靴擦れは緩和されたかなと思ったのだが、今度は足の外側の骨だか関節だかが痛くなった。これはもしかしたら靴のせいではないかもしれないのだが、2日くらい単に歩くのもつらいくらい左足が痛かった。足の左右差も原因の一つかもしれない。
思えば、今年アメリカで買ったSalomonのトレランシューズはよかった。100ドル前後のトレランシューズをオリエンテーリング用に探していた。オリエンテーリングは、イベントによっては道がぬかるんでいてぐちゃぐちゃだったり、渡河があったりするので普通のスニーカーで走ると簡単に転ぶ。転ばないように走るとタイムが遅くなる。これを解決するためにぬかるみで走っても転ばない靴が必要となる。
アルトラかアシックスの靴がいいぞとおすすめされたので、その2つも試してみた。アメリカで靴を買う良いところは、自分に合っているかどうか試せるところだ（アメリカの悪いところは、合う靴がそもそも少ないというところだ）。AmazonやREIなどで買って何回か実際に走ってみて、自分に合わなかったら返品できる。もちろんダメージが大きければダメかもしれないが、1-2回走ったくらいであれば断られることはない。試してみた結果、一番自分の足に合っていたのはSalomonのスピードクロス・ピークという靴だった。
靴紐を引っ張って止める方式のため、靴紐を結ぶ手間がほとんどなく、とても快適だし、靴下に気を付ければ靴擦れすることはない。ぐちゃぐちゃな道を走っても滑らず、転びそうになることもない。久しぶりにいい買い物ができたなと思ったものだ。この経験を踏まえると、ランニングシューズもいくつかよさそうなやつを返品可能な店で買い、何回か走って試したらよかった。今度買うときはそうすることにしよう。
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