平成21年がやってきた。小さい頃、幼稚園とか小学生くらいのときは平成20年代なんてくるとは思ってなくて、もはや始まらない公共工事とかの年代だと思っていた。いつの間にか自分は23で働くような年代で。時間がたってしまったなと、夜の新宿にたたずんで今年をどうしようかとか考えていた。
今年は生まれて初めて、年明けの瞬間に初詣に明治神宮に行って、そのあと一人で新宿の銀マックに行き、人生について小一時間考えてから、電車に乗って帰った。1月1日の夜が明ける前の新宿では初詣の帰りのひとたちがいて、かなりの寒さだった。銀マックでは後ろに4人白人が並び、どこから来たのかと思ったらAYUMI HAMASAKI2008-2009と書いてあるパーカを着ていた。わかりやすい奴らだと思った。
ひとりで甲州街道の上のかかるサザンテラスとミロードを繋いでいる橋の上から、自分の原点のひとつである新宿を見下ろし、マックポークとチーズバーガーを食べた。たまに歩いてくる人に目もくれず、行きかう自動車の波は絶え間なくいきかっているのを見ていた。関東地方特有の乾燥した寒さで脚は冷え切っていて、上に着た黒いALPHAのジャケットだけが頼りだった。
去年の本とか音楽とか、事件とか書こうと思ったけれどやめた。本を全然読んでいないことに気づいたからだ。こんなに本を読まなかったのは幼稚園以来かもしれない、というくらい本を読まなかった。面白い本を読んでいるときはほんとに涙が出るほど幸せなのに、やっぱり去年は本以外にやることがあったのだろう。そしてこれからもそうなっていくのだろうな。
とか思うと言い訳なので、今年はいっぱい本を読もうと思った。1日の朝に、綾辻行人のフーダニットをひとつ読んだ。自分は飛行機が作りたいのかってのを今年は考えよう。あと、英語が微塵もできないので勉強しよう。マックで「American cheeseburger first,」って言えるようになろう。
あと、思うことは、ほんとに理系でよかったのかということ。もともとはどう考えても文系なのに、無理して理系になっていた4年間だったのではないか。やっぱり周りは文系のほうがいいんじゃないか、なんてことをたまに思う。厳密に定義されたものの上でしか議論はなりたたないってことは真実だけれど、世の中は現実で、リアルは定義できないものばかりで、モデル化なんてそうそうできないのに、「何も言えない」ってのが結論の科学的アプローチに限界を感じる。でもまあその方法しかないのかもしれないけれど。
そして今年やりたいことといえばギターが弾けるようになること。31日にひいたら、もともと腐っていた腕がさらに腐敗した。そして、貪欲に勉強しよう。去年は全然勉強できなかったし。文系になろうw文系の話がしたいw
明治神宮に並ぶひとたち。
明治神宮に行く前にしんぺー・大ちゃんに渡したグラブ。
そういや昨日は新宿で、都庁で野球やるんだ!って言ってたしんぺー・大ちゃんはどうなったのかな。てっちゃんは加わったんだろうか。ああいう勢い企画やりたいなあ。やっぱしんぺーすごい。
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