機械:合宿1

前日に疲れたおかげで11時半過ぎに寝てしまったら、朝4時ごろ起きた。

まあまだまだまだ時間はあると思って二度寝したら、次に起きたときは8時10分だった。

起きた瞬間は時間見て、

「8時10分?ふーん・・・」

とか思っていたが、よく考えたら、(というか一瞬後。

「今日の機械のオリエンテーションのバスの集合時間って9時じゃん!」

と気づいて、根性で5分ですべての用意(服着替えて、着替え、歯ブラシ、野球のグラブなどを用意)しつつ、

急いで出て行った。

まあ普通は60~70分程度で学校まで着くので、はっきり言ってあせっていた。

新大久保の駅から本気でダッシュ

まあまだなんとか着いたときにはバスはまだ出ていなくて助かった。

というかなかなか出なくていらいらした。

9時厳守とか書くなよなあ・・と思いながら、朝ごはんを食べていないのでおなかがすいてきた。

往きは隣のやつと「憲法をいかに改正すべきか」とか「第二次世界大戦における日本軍の失敗について」とかそんな話をしていた。

よくこんな話題を話せるやつがいたものだと思った。

まわりはテンションがあがらない中、カラオケをやっていたりしていた。

高速のパーキングで、朝飯買おうと思って出て行ったら、

バスの中でやって俺の自己紹介、

「高校のときは剣道やってました。飛行機が好きです」

を聞いて、話しかけてきたやつがいて、そいつと飛行機について話したりした。

バスついてから、綱引きをするとかいって、出て行った。

綱引きは一発目で負けて、ずっと暇でしょうがなかった。

その飛行機好きと受験の時はどうだったかの話をした。

奇しくも現役のときの俺の同じ、前期東大・後期東工大を受けたらしい。

飛行機系のをやろうと思ったら誰も考えることは一緒らしい。

土浦から通ってきてるとも言っていた。片道2時間らしい。

この前筑波に自転車でいった話をしていたらびっくりしていた。

その後にソフトボール。

俺らのチームは2号車チームという名前。そのまんま。

野球・ソフト経験者5人、素人4人のチーム。

まあもちろん俺はジャージなんか急いでいて持ってきてないので、私服のまま。

6番サードになった。

1試合目は2回までしかやらなかったが、6対0ぐらいで勝った。

2試合目は7対3ぐらいで勝った。途中で逆転されてもうだめかなと思ったら、

ぜんぜん大丈夫だった。

その後、もう決勝だとか言っていて、次の試合までずっと空くので、

守備練習をひたすらやった。

内野は俺以外はプロいやつらで、はっきり言って鉄壁だった。

まあサードに飛んできたらピンチだけれども。

寒くて寒くてジャンプしながら守っていた。

決勝の相手はいかにも運動ができそうなやつらが集まっていた。

英語のとき一緒だった広島弁系のやつも入っていた。

そして、始まったが、まあ結果から言うと負けて、準優勝だった。

内野は鉄壁だったが、外野に飛んでいくとみんな素人なのでフライも落とすので、

そこが攻められてピンチだった。

俺の成績は、6打数5安打(イチローもびっくり!なぜか好調)エラー3回(まあそんなもんかな・・)。

部屋に戻って、ほかのスポーツのやつらが帰ってくるのを待ってから、風呂にいった。

しかし風呂はあまりにも混んでいて(そもそも男子96%の学科)

ケツで押し合いながら入っていたので、シャワーだけ浴びて帰ってきた。

その後、なんか微妙な夕飯を食べた後、部屋でだらだら話していると、

8時になったのでオリエンテーションとか言うのに出かけていった。

普通の高校の教室の2/3ぐらいの大きさの部屋でプロジェクターが用意してあった。

そこでは教授と助手、院生などがみんなにビールを配っていた。(ちなみにスーパードライ)

まあ俺は4月誕生日で一浪=20歳なわけだ。が、他のやつらはほとんど未成年のはずだが、

教授公認!

「救急車で運ばれるのだけはやめてねー」

とか言っていた。

その教授が1週間前に行ってきたというウェールズのビデオをみた。

鉄道の解説がやたら詳しい。要するに鉄ちゃんだった。

その後、研究について。鉄道マニアなのに、やってるのは人工心臓の研究らしい。

院生のときは女子医大に行って毎日犬の解剖をしていたとか、(年間100頭以上らしい・・

いろんな分野の知識を持つことは大事だとか

(犬で実験するのが嫌で、人工で実験装置を作れないかを考えたらしい

夢をもっててチャレンジすることの重要さとかを語っていた。

話は面白かったが、俺は隣の酒飲めないやつのビールをもらって、さらに前からひとつ持ってきて

その場で3本調子に乗って飲んでいたので、ひたすら小便にいきたくなった。

しかし教授は熱く語っていて、話も非常に面白いし、腰を折るのはまずいと思ってひたすら我慢していた。

話が終わってすぐに便所に行った。

その後、さっきのソフトの準優勝の賞状をもらって、

懇親会とか言って、学部生6人・院生or助手or教授1人というかたちで話をした。

面白かったのは、どうやって彼女を作るのかという質問を誰かがしたら、助手のひとが、

「俺は大学2年生のときは月20回はコンパいって、ひたすら口説きまくってたら、

だんだん基準がわかるようになってきた」

とか言い出して、

「むこうが自分を気に入るかが見てすぐわかる」とかいっていた。

さらに「常にどうやったら自分が相手に気に入ってもらえるかを四六時中考えろ」

とか「コミュニケーションは会社の面接でも重要だぞーやっとけー」

見たいな話もしていた。

後は、堀江(ライブドア)と一対一で話したとかそんな話もしていた。

その後来た教授に、俺の隣の飛行機好きが

「航空工学を学びたいんですけどー」とか質問したら、

「航空工学って言ったってさ、流体力学とか材料力学とかエンジンとかほんとにいろんなものの総合なんだから、

なにやるか決めないと」とか

「ボーイングに入るのは難しいぜー」とかそんな話をしていた。

院生は、本庄に行ってて嫌になったとか、1・2年の成績で上から希望の研究室にいけるから、

勉強はしとけーとかそんな話をしていた。

その後、部屋に戻ってぱくって来たビールを飲みながら4人ぐらいで語っていた。

俺・土浦の飛行機好き・八王子の山の中にある高校に行っていた人・新潟のやつ・本庄出身のやつとか。

部屋の前の机では大貧民をやっている連中が異様な盛り上がりをみせていた。

「Tバック!Tバック!Tバック!7枚目!」とか今から考えればわけわからんが、

そんな叫び声をあげていたテンションで、

「あのテンションはついていけねえなー」とかも俺らは話してた。

そんなこんなで2時ごろに便所に行ったら、友達に支えてもらいながら吐きまくってるやつとかがいた。

その後、そいつは死んだようにぐったりして、バケツに自動で吐ける様に寝かされていた。

さらに、誰が呼んだのか救急車がきて、隊員がいろいろやっていたが、

最終的に大丈夫だったようで、とりあえずは安心した。

3時半ごろに大貧民のやつらもペースが落ちてきて、俺も眠った。

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