短い夏

最近半月以上、ほとんど家にいなかった。宇都宮に長い間いっていて、毎日餃子を食べまくり、宇都宮市民の年間餃子消費量を大いに越えて、心も体も宇都宮市民になりかけていたころに帰ってきた。帰りは終電がかなりギリギリで、夜の宇都宮を走った。8時に駅ビルが閉まってしまう街では、夜の人はまばらだ。

それから彦根に行った。宇都宮もそうだけれど、新幹線には乗ってない。行きはてっちゃんと二人、8時間の列車の旅だった。長い間電車に乗っているといろいろ話してたのしかった。将来どうすべきか、これからどう生きていくのかなとか思う。

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彦根にくるとひこにゃんが出迎えてくれる

今年もいろんな機体に思いと怨念が込められていて、それが散っていく様子を見ていた。あまりにも暑い琵琶湖はそれを受けて止めてくれるのだけれど、それは積もっていくんだろうなあと思う。結果は非情だけれど、それ以上でもそれ以下でもないなあと思う。

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プラットホームにいく機体

夜に打ち上げがあって、現役はみんな思ったこと、これまで思ってきたことを言う。OBの人たちはたいてい、OBだけで集まって同窓会もどきをやって単に笑って、仕事の愚痴を言って、再会して機会を肴にお酒を飲んでいる。そんなOBの姿がたまらなく嫌で嫌で仕方がなかった。ここは彦根で今日は鳥コンがあったのに、どうしてそんなつまらない日常を過ごしていられるのか分からないと思う。

思い出語りだけ続けてたら一生なんてすぐ終わっちゃう。愚痴だけ喋ってても美しい世界はやってこない。一生懸命打ち込んできたものが今日あって、その思いを喋ってくれている。そういうものに、冷笑してただ自分の立場を守っているような人にはなりたくない。俺はかなり結果主義だけど、頑張った人に冷笑する、もしくは相対化して貶めるような人にはなりたくない。現役の引退、これからの決意のスピーチは素晴らしかった。俺にはもう戻れないことを見せつけられて、これからも一生懸命何かやって見せなくてはと思った。あせらずに確実に。

昨日は千畳敷に行ってきた。父ちゃんに聞いたら俺は4歳のときに来たことがあったらしい。ハイマツを見るとなつかしさを感じる。今年は山に登りたいなとちょっと思った。まわりはみんな富士山に登るので、ひねくれた俺は北岳に登りたい。そんなことを思ったけれど、来月は締切りが2つあってちょっとやばい。

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千畳敷

琵琶湖から帰ってくる電車も8時間の旅だったけど久しぶりにリラックスしててすごい楽しかった。俺は幸せだなと思う。けれど次の瞬間のに幸せかどうかを作っていくのは自分次第だって思う。夏にもうひと旅くらいしたいな。あと免許とろう。

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