クリスマス休暇を利用してカナダに行ってきた。今はアメリカのワシントン州に住んでいるので日本からカナダに行くよりもよっぽど簡単に行くことができる。車で2時間半ぐらい北へ進むと思うそこはカナダである。アメリカのナンバーのままカナダで運転出来、アメリカの免許証のままカナダで運転ができる。日本は島国なので、こういう状況があまり身近ではないけれども、アメリカの場合は特に身近だ。メキシコも同じようにいけるらしい。自動車保険に関しても、カナダについては保証の対象内である。ちなみにカナダに行くのは生まれて初めてだった。
今回の旅行は5泊6日の予定であった。最後の日に計算が狂って一日多く泊まることになってしまったので、結局のところ6泊7日の旅程となった。そしてその全ての工程を車で走ったので、走行距離がものすごく長くなった。それぞれの日の走行距離はそれぞれ以下のようである。
12月24日 | 169マイル | シアトルからバンクーバー |
12月25日 | 499マイル | バンクーバーからジャスパー |
12月26日 | 49マイル | ジャスパー |
12月27日 | 201マイル | ジャスパーからキャンモア |
12月28日 | 149マイル | キャンモアからカルガリー |
12月29日 | 410マイル | カルガリーからスポケーン |
12月30日 | 299マイル | スポケーンからシアトル |
全部でだいたい1600マイルぐらい走っている。 1600マイルをキロメートルに直すと大体2600 km ぐらいらしい。自分の記憶では北海道の最北端から沖縄の一番南のところまで全部とつなげた長さが3000 km ぐらいだったように記憶しているので、今回はそれにも匹敵するような工程であった。
I-5のアメリカカナダ国境の公園
途中の道路に雪があるんじゃないかと思って、恐れていた。雪道での運転にそれほど自分は慣れておらず、車は普通のタイヤを装備している。スノータイヤではない。アメリカにおける普通のタイヤは、オールシーズンタイヤと言う物で、一応少しの雪ならば走れることになっている。ただあくまでも一応のもので、雪が深くなったり路面が凍っていたりすると、全然ダメである。いざという時のためにチェーンが必要だと思い、さらに今までの経験上チェーンは壊れるものであるので、二つ持って行った。
結果から言うとカナダは非常に寒かった。今回の旅行の途中特にものすごく強い寒波がついたらしく、一番寒かった所で摂氏度で-30度まで達した。自分の今までの経験の中で最も寒かった時が-20度だったので、今回はその経験をさらに上回るものとなった。逆に言えばそのものすごく寒い状況の中で少しでも慣れてしまうと、気温が0度とか-5度とかそのぐらいの気温だと、全く寒いと思わなくなる。人間慣れというのはすごい。
それぞれの日に何をしたか、少しずつ時間を見つけて書いていこうと思う。今までになかったような経験を色々して面白かった。雪道や凍った路面での運転、カナディアンロッキーの美しい眺め、野生動物との遭遇、凍った湖でのスノーシュー、 滝が凍るところ、 地球の果てのような大地、牛以外何もない平原。そう言ったものだ。
コメント