前回、ChromebookにCroutonでXubuntuを入れた。コードを書いて計算する分には良かったのだが、不具合が多くて使うのが辛くなってきていた。たとえば、不具合のひとつはTerminal Emulatorが使えないこと。いくつか入っているうち1つだけは使えたのだけれど、ほかは使えなくて不便だった。あとはAnkiがInstallできなかったり、他にも挙動がいまいちできちんとインストールできていない感じがしていた。そこで、Croutonの利用を諦め、chrxでGallium OSを入れることにした。
Gallium OSはChromebook用に開発されたDistributionで、Xfceを使っている。そのためXubuntuとかなり近いものがあるが、Xubuntuよりかなりインターフェースが洗練されており、かつChromebookでよく起きるハードウェアに起因する問題点を解決すべく頑張っており、またパフォーマンスに関してもよりよくなるよう設計されているとのこと。見た目はそれほど重要ではなかったけれど、パフォーマンスは重要だし、また安定性も非常に大切である。Croutonで入れたXubuntuは安定性がかなりいまいちだった。Croutonはchrxで導入するGallium OSとは異なり、Virtualboxのような仮想デスクトップ環境なので、うまくいかないのかもしれない。
インストールの仕方はいろんなサイトに載っている。基本的に公式サイトを見ればよい。インストール前に確認したいのは、それぞれのChromebookについて何が使えて何が使えないかを確認しておくこと。このASUS Flip C302CAの場合、例えばInternal Audioに問題があることがすでに確認されている。これらを承知の上でインストールしたほうがよい。
インストールはスムーズにいった。すでにChromebookはDeveloperモードにしてあったので、やることはパーティションを切ってGallium OSを入れるだけである。パーティションはChrome OS:Gallium OS=32GB:32GBで半分ずつにした。Gallium OSのダウンロードおよびインストールは十数分で終えられた。その後、Anacondaを入れて、コードをかけるようにした。日本語はしばらく書けなかったが、fcitxを入れてiBusを消し、mozcを使えるようにした。導入して1週間くらい経過しても、いまのところ操作はすこぶる快適である。既報の通り音は聞こえないけれど。下記がデスクトップ画面。
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