オリエンテーリングにおけるGPSデータの比較 ~XOSS G2+, Fitbit Sense, Pixel 6a~

オリエンテーリングの大会に出たときに、LiveloxやRoutegadgetと言ったウェブサイトを用いることによって、自分と他人とのルートファインディング能力を比較することができる。それで一つ一つのコントロールに対する戦略を振り返り、次につないでいくことができる。そのために必要なのは、GPSデータである。

現在、GPSデータを取れるデバイスを下記の3つ持っている。

  • XOSS G2+
  • Fitbit Sense
  • Pixel 6a

XOSS G2+はサイクルコンピュータである。通常は自転車に取り付けて使うものだが、オリエンテーリングでは自転車はないのでポケットにいれておいて計測する。腕に取り付けてもよいが、オリエンテーリングの場合はコントロールの番号一覧を腕につけているのでつける場所がない。Fitbitは腕時計である。Pixel 6aは携帯電話で、これはWahooのアプリを使ってポケットにいれておいて計測する。

毎回、Fitbitで計測するようにしていたのだが、たまにうまくGPSが拾えていないときがあったので今回はこの3つとも稼働したまま走ることにした。Fitbitの心拍数はあっていないことが多いため、Ant+で拾えるXOSS G2+とWahooのアプリは主に心拍数を拾うためにつけているのだが、たまたまGPSデータも保存してくれるのでこれをやってみようと思い立った。

使用したイベント

今回つかったイベントは2024-25 Winter League #7 – Fire Mountain Scout Campである。これがWinter League最終戦であり、ここまでの成績はそこそこであった。去年よりはだいぶナビゲーションスキルが上がってきた半面、走りが遅いこと、少し難しいオフトレイルのコントロールになると途端に差をつけられてしまうことが多い。今回は難しいコースであることが予想された。

GPS比較

下記が比較した結果である。

GPSデータ比較結果

黄緑色がXOSS G2+、赤がFitbit Sense、青がPixel 6aである。思ったよりずっと一致していた。どういうわけか、XOSS G2+は最後の10分くらいが落ちてしまっていてデータが取れていない(一番南側のところで黄緑色がないところがある)のが曲者だが、赤と青はそれなりにあっている。ただし、赤と青では計測された距離が2km程度違った (Pixel 6aは8.4km, Fitbitは10.3km)。これはどの時間ごとに距離を積算するかによりそうなので、必ずしもGPSそのものの精度ではないかもしれない。

また、ずれが大きくなるのは森の中である。空がよく見えているエリアでは3つとも比較的一致しているのに対し、森の中を走っているところではずれが大きい。日本だとみちびきを拾えるかなどでまたちょっと違うんだろうか。

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