2017年 5月 の投稿一覧

シアトル自転車一周イベント@Emerald Bike Ride

シアトルの高速道路を走って自転車で1周しようというイベントに出てきた。最高の天気のなか26マイル走って、端的にいってすばらしかった。特にタイムを測ってくれるわけでもなくゆっくり走るイベントで、楽しんで走った。

準備編

シアトルに引っ越してきてからほとんど自転車に乗っていない。本当は自転車通勤したいのだけれど、会社が許してくれないのでしょうがなく車を買って毎日高速道路で通勤している。特に定期的に運動をしているわけでもない。そのため、名古屋で毎日自転車通勤していた頃に比べ、めっきり体力が落ちてしまっていた。

ある日、住んでいるアパートの1階にシアトル1周しようというイベントのチラシが置いてあった。見てみるとSafeco FieldあたりをスタートしてI5を北に進み、UWあたりで東へ向かい520を渡り、ベルビューを通ってI90を西に進みSafeco Fieldに戻るという1周コースだった。ふだんからよく使う高速道路を通るので結構身近で面白そうだった。

会社の同期の友達の内海を誘い、出ることになった。参加費は40ドル。それほど高く感じなかったが、このお金の中から教育目的の寄付がなされるらしい。あと、家族で出ようかという話にもなったがそれはやっぱりやめた。このEmerald Bike Rideが近づくにつれ、自転車でトレーニングしなきゃなと思いながらできていなかった。

結局前日になり、さすがに自転車もそもそも走れる状態なのかを試さないとまずいと思い、家の近所を7マイル走ってきた。体はガタがきていた。必要なものを買おうと思い、BellevueのGregg’sという自転車屋でチェーンにさす油、パンク修理キットを入れるサドルバッグ、飲み物のボトルを買った。家に帰り油をさし、パンク修理キットを探し出して自転車にくっつけた。

この7マイル走った時点で体が結構疲れており、これは過去最低レベルの体力だなと思った。しかし結構楽しみではあり、かつ26マイルしか距離がないからなんとかなるだろうと思っていた。

当日編

当日はスタート時間が朝6時から7時半の間という感じで適当に決められていたものの、あまり遅くいくとI-5のCut-out時間に引っかかってしまうので6時半にスタートしようということにしていた。住んでいるアパートからSafeco Fieldまでは10マイルくらいあるので、1時間弱前には出発しないといけない。ということで5時40分くらいに出発した。前日に8時半くらいに寝たおかげで体調はばっちりだった。


自転車用の看板があるのが面白い

道に迷いながら会場に向かった。最近、昼は結構暑いのだけれど朝はいまだに10度くらいしかなく寒いことが多い。この日も朝6時は結構寒く、オレンジ色のウインドブレーカーを羽織った。道がわからず途中途中で逆走したりしていたが、同じ方向に向かう人たちが結構多くいたので逆走に気づくことができた。予定より時間がかかりながらSafeco Field脇についた。会場近くまで来たら、すでにどんどんスタートしている人たちがいた。

会場付近の様子

出発していくサイクリストたち。Boeingが協賛らしく看板が見える

われわれの組のスタート

合流し、さっそくスタート地点に向かった。スタートはなんとなく50人くらいずつスタートしている感じであった。一応盛り上げ役のお姉さんがマイクでスタートを宣言してくれた。しかし、みんな結構思い思いの自転車できていてとても面白かった。

普段、Seattleでよくみかける自転車はロードバイクが多い。けれども、この日来ていた人たちは本当に多種多様な自転車で来ていた。Burleyの牽引する車を引いている人、2人乗り自転車の人、2人乗り自転車の後ろにさらにもうひとつくっつけて3人乗り自転車の人、リカンベントの人、おばあちゃん、こどもなど。一番びっくりしたのは一輪車だった。一輪車の人は果たしてゴールできるのか怪しいレベルの速度で走っていた。

I-5のトンネルの中。

I-5のトンネルではみんなオー!とかホー!とか叫んでいた。なぜならトンネルで声が反響するので結構面白いのだ。

橋から見るマウントレーニアとレイクワシントン

風景はとても美しかった。高速道路のHOV Laneを止めてこのイベントをしているので、特に高速道路ではあまり車を気にする必要がなかった。そして速度を出さなきゃいけないレースでもないので、みんな思い思いに写真を撮ったり止まって話したりしていてリラックスムードだった。

レイクワシントンの橋の上から

Medinaの小学校に設けられた補給所

途中、Bellevue近くのMedinaに補給所があり、いろいろな食べ物が食べ放題であった。とは言っても個人的にはあまり走っている最中にいっぱい食べたい気分にもならないし、かつアメリカっぽい食事だったので、つまりはそれほど美味しくないので、あまり食べなかった。こんなものがあった。

  • クッキー(アメリカでよくある大きいやつ)
  • ドーナツ
  • カロリーバーみたいなもの
  • バナナ
  • ゼリーっぽい補給食
  • スポーツドリンク

スポーツドリンクはぬるかった。まあもしかするとぬるいほうが体にいいのかもしれない。クッキーとバナナとゼリーっぽいものをすこし食べ、また出発した。

MedinaとBellevueはSeattleに比べるとだいぶ落ち着いた雰囲気の森の中を走っていく感じであった。ときどきCotton woodの種が飛んでいた。途中、家族が沿道で朝ごはんを食べながら応援してくれていたので少し話した。

そのあと、本日2回目となるI-90の橋を今度は高速道路側を通り、Seattleについた。途中は結構辛かったけれど、最後のほうになってくるともう少し行ける感じがしていた。不思議なものだ。

ゴールをしたら参加賞の帽子をもらったあと、打ち上げ会場のPyramid Breweryにいった。帽子はちなみに自転車の帽子と普通のキャップが選べた。普通のキャップを選んだ。なぜなら普通の帽子をひとつも持っていなかったからだ。

走ってみていろいろ思ったことがあったけれど、やっぱりアメリカなのかSeattleなのかわからないけど、みんなやりたいようにやっているのが素敵だった。3人乗りしたい人はそうするし、おじいさんでもロードバイクで出るし、高そうなロードバイクのお兄さんもいれば太っちょのおばちゃんが安そうな自転車で出ていたりしてやりたい放題である。多様で面白い。

打ち上げ会場で食べたチキンストリップ

そこから2時間くらい話をしたあと、また10マイル自転車で走って家まで帰った。帰りは結構暑かった。帰ってからは疲れて倒れてすこし眠った。結局、イベント自体は26マイルだったけれど、行き帰り合わせると46マイル走った。いい週末だった。

幼稚園でフォニックスを教えてもらう

今日はこどもが通っている幼稚園でフォニックスを紹介してくれる親向けのイベントがあるというので、仕事を早めに切り上げて帰ろうと考えていた。が、やはりそういうときに限りうまくいかないもので、急きょ午後4時くらいから午後6時くらいまで会議が設定されてしまい、それが終わってから会社を後にした。幼稚園までは15マイルくらいあり、夕方の渋滞も相まって30分くらいかかって、すでにイベントのうち60%くらいは終わっている感じであった。

それでも途中から話を聞いた。話をしてくれていたのは、こどもクラスの隣のクラスの先生。こどもを幼稚園に送りに行ってこどものクラスの先生がまだ来ていないときに、こどもをよくその隣のクラスで遊ばせてくれていた。毎日挨拶程度はするのだけれど、おばあちゃんで英語がとても聞き取りやすかったし、よい印象を持っていて、今日はその先生でよかったと思った。

フォニックスは、まずアルファベットごとのフォニックスの発音の仕方を覚えて、それからその発音のを組み合わせて3文字の単語とか4文字の単語を発音できるようにする。そのあとにeの音が消えるマジックeとか、いくつかの特殊な読み方をする組み合わせ(chとか)も覚えて、それから徐々に文章にしていくというものだった。

最後まで話を聞いて一番大変だなと思ったのは自分自身がそもそも英語がちゃんと発音できないことだ。自分が発音できない音をこどもに教えるのはなかなか難しい。ましてやこどもは毎日7時間も英語だけの幼稚園に通っているのですでにいくつかの単語ではこどもに発音がかなわないレベルになっているのだ。まずは自分でフォニックスを学ばなければならない。先生の講義が終わった後先生とやり方について5分ほど話していくつかのアドバイスをもらった。

このフォニックスに関して不思議なのは、そもそもなんでこんなものが存在するのかということだった。今日のイベントを聞きに来ている親たちはもしかしたら自分のような外国人の親が多いのではないだろうかと淡い期待をしていたのだが、ところがどっこいみんな英語の発音はかなり良かった。あきらかに発音でも文法的な正しさでも自分がぶっちぎりの最下位である。こんなにちゃんと英語を喋れるひとたちなのになぜフォニックスを学びにわざわざイベントに来たのだろうかと思っていた。聞いているうちに何となく理由のうちのひとつは分かった。

英語は発音と綴りが一致しない言語である。たとえば今日のお話でも触れられていたものだと、chには発音が3つあるし、thも2つあるし、マジックe(makeとか)もあるし、そもそもcとkは同じ音だし。日本語でもいくつかの発音はそのことばがなんの言葉に挟まれるかによって発音が違うことは有名ではあるが、それでもこどもが学ぶ上でとりわけ壁となるわけではない。ひらがなさえ覚えれば絵本はこどもひとりで読めるようになる。英語はたぶんそうではないのだ。発音とアルファベットは別々のもので、覚えないといけないのだろう。こどもが絵本を読めるようになるにはフォニックスとかいくつかのルールを練習しないといけない。現実として、いまうちのこどもはアルファベットは読めるが英語の文章は読めない。聞いてわかるとしても。

最後に教材とか、フォニックスを「親が」学ぶ動画とかをメールで送ってくれるといっていた。私は英語しかできないから英語でメール送るけど読めるかしら?と先生が聞いてきた。最初は何を言っているのかよくわからなかった。こうやって発音はひどいけれど英語でコミュニケーションとれているのに、英語が読めるかどうか質問するってどういうことなのか。けれどもよくよく考えてみるときっとここアメリカではそういう人が結構いるのではないかと思った。日本では、少なくとも俺がいた今までの環境では日本語喋れるけれども読めないっていう人はあまり聞いたことなかったので(実際にはいるのだろうが)、アメリカではそういうタイプの人が結構いるのだろう。

むしろ英語は書いたり読んだりするほうが得意なんだよと伝えた。日本人だからということは全然いいわけにはならないが、日本人では珍しくないのではないだろうか。

フォニックスをこどもといっしょに学びなおせるとよい。こどもは幼稚園でもフォニックスの時間があるのでこどものほうがよっぽど上達は早い気もする。一方で会社では毎日英語を話さないといけないので機会はものすごくある。練習したものを発揮できる場所があるのはよいことだろう。あとは家から帰った後くじけずに英語を勉強することだ。思えば高校生のときから家でくじけず勉強するというのは課題であった・・