昨日テレビを見ていたら週刊文春が発禁になったとか言うのをやってて、なんでも田中真紀子の娘だか何かのはなしを掲載したのはプライバシーの侵害だとかで、
そうなったらしいです。
まあ実は自分は田中真紀子は大嫌いであり、(人柄とかじゃなくて外務大臣のときの仕事のこととか発言とかで)その娘が報道されるのがどうなろうと知ったこっちゃないだろ?的なスタンスなわけですが、そのテレビ(ニュースステーション)はいつものように偏向報道をしていて、それに目がつきました。どうやらプライバシーはどうでもいいから言論の自由を認めろ!っていうような感じの人の言葉の紹介が多くありましたね。
どっかの無知識ジャーナリスト(ジャーナリストって職業は実はうさんくさいんじゃないかなあと思ってる今日この頃。まともな人もいるのは知ってるけど、変な奴も多いなあ)が「こんなんじゃ戦前の大本営発表と同じだよ」とか言ってて、笑えました。戦争の後半ですね、その話は。負けてきたから嘘の発表もあったわけで、戦争前には必要ないわけですよ。まあそれは置いておいて・・
プライバシーを破壊することでマスメディアは今までどのぐらいの一般人をおとしめたり、社会的に抹殺したり、自殺に追い込んだりしたかを分かってないと思いますよ。そりゃあ言論の自由は非常に大切な権利の一つであり、なくてはならないものだと思います。が、しかし、その濫用が行われていたときに、マスメディアは反省したことがあったかと言いたいのです。権利ばかりを主張し、自律できないようならば、聞き分けのない幼児といっしょでしょ?と思いました。
がらっと話はかわって、「蹴りたい背中」(綿矢りさ著 河出書房新社刊)が100万部を突破したらしいです。芥川賞をとった時に本屋に行って立ち読みですべて読んでしまったんですが(自分はベストセラー系の物を読む時は根性で立ち読みをします。バカの壁とかもそうだった)なかなかゆっくりとした時間が流れてていいなあと思ってました。特に「にな川」ってキャラが非常に自分に似てる感じがしてるなあと思っていたら、新聞か何かの書評で共感を覚える人も多いだろうとか書いてあってふうんと思いました。
二日間かけて「亡国のイージス」(福井晴敏著 講談社文庫)を読み終わりました。
先が見えない話なので途中でたびたび予測しながら読んでいて、
何回かその予想は的中しましたね。
ちょっと主人公が撃たれたり怪我してからも
強すぎるんじゃないかと思うこともちらほらありましたが
弱くてすぐ死んじゃうようだとこういう話は成り立ちませんので
まあそこはそういうことで。
結構お薦めの本だったんじゃないかと思います。
同じ作者の書いた本で「終戦のローレライ」っていう本があって、
こっちの方が今回のよりもあとの作品なんですけど、
(まだ文庫にはなってないと思う、とても長い作品で一週間ぐらい読むのにかかった覚えがある)
それはそれは最後は感動しましたよ。
この作者で一つ難点なのは、蛇足というか、最後までどんなったかその後まで書いちゃってる所ですかね。
映画みたいに余韻を残して終わる感じじゃなくて、
きっちり最後まで書いてあるんで、
「最後まで分からなきゃ気がすまない!」って言う人にはいいけど、
なれてる人には最後がちょっとね、とおもうかもしれません。
今日は本当は羽田空港に自転車でいきたかったんですが
どうにも雨が降っちゃって家でデジカメとPCをつなぐコードを探しています。
やっと見つけたと思ったらそれは前にカメラのやつで入らなかったりしててまだ見つかっておりません。
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