Seattleにやってきてからアメリカンメキシカン料理や辛いものを食べることがたまにある。あるときはブリトーボウルに入っていた緑色の野菜を辛い唐辛子だと気づかずに思い切り食べてしまい、食道が焼ける感触を味わった。思い出しても辛い。フォーの店に行ってもフォーにかけるモヤシや葉っぱなどといっしょに辛い唐辛子が出てきて、これは辛いこれは辛い・・と心で唱える必要があり、注意が必要である。
よく買い物をするスーパー、Safewayにも唐辛子の種類が豊富に置いてある。日本だとこれほど置いてあるお店が少ない上、そもそも唐辛子といえば辛い、あとはハバネロはやばい、くらいの知識しかないのでなかなか買ってみようという気にならずに日々を過ごしていた。ただ、なぜかピーマンも唐辛子コーナーに置いてあるのでピーマンだけはよく買っていた。
ふと思い立ち、唐辛子についてざっと知っておくといいんじゃないかと思ったので今回Safewayに売っている唐辛子の辛さランキングを作ってみることにした。Wikipediaによると、唐辛子の辛さというのはスコヴィル値(Scoville scale)というもので明確に区分けでき、そのランキングは有名とのこと。全然知らない世界を垣間見られるのは面白い。下記にランキングを載せる。辛くない順である。
- Red Bell Pepper 0 [SHU]
- Green Bell Pepper 0 [SHU]
- Yellow Bell Pepper 0 [SHU]
- Orange Bell Pepper 0 [SHU]
いわゆるピーマンとパプリカである。日本ではピーマンとパプリカと違う名前で売られているが、ここらへんのスーパーでは単に色で区別されており、Green/Red/Yellow/Orangeである。ただしなぜか日本同様緑色のものは安い。今日撮った上記の写真では、緑色は他の色の半額である。日本でもピーマンだけ、緑色だけ結構安いのでそこらへんはSeattle界隈でも同じ感じがする。もちろん全然辛くはないのでスコヴィル値SHUはゼロである。
- Peppers Chili Yellow 100-15,000 [SHU]
ここからは唐辛子ランキングに入る。Wikipediaもしくは他のサイトで見つけてきたスコヴィル値によってランキングをつけてみたが、どの資料を読んでも同じ唐辛子に大してかなりのスコヴィル値の開きがある。これは土壌や栽培方法によりだいぶ辛さが異なること、またそもそもの個体差があることが原因らしい。まあそんな気はする。とりあえず順番は辛さの下限で並べてみた。
この唐辛子はそれほど強そうな形をしていない。試してみてもいいかもしれないが、上限は10,000と結構強い。参考サイト
- Peppers Anaheim 500-2,500 [SHU]
2番めに強い唐辛子。スコヴィル値参考:Wikipedia
- Pasilla/Poblano Peppers 1,000-1,500 [SHU]
なぜか2つの名前がかぶって書いてある。WikipediaによるとPasillaという名前はアメリカでは間違って使われていると書いてあるので、これが正しいとするとこのスーパーに置いてあるのはPasillaではなくPoblanoなのであろう。スコヴィル値参考:Wikipedia(Poblano, Pasilla)
- Peppers Jalapeno Green 1,000-20,000 [SHU]
有名どころハラペーニョ。こいつはいろんなところでよく料理に使われてるのを見るメジャーな唐辛子。ただしスコヴィル値はそれほど大きくはないようだ。体験上は十分辛い気がするけれど。スコヴィル値参考:Wikipedia
- Peppers Fresno 2,500-10,000 [SHU]
見た目はそれほど辛くなさそうである。スコヴィル値参考:Wikipedia
- Peppers Serrano 10,000-25,000 [SHU]
スコヴィル値は高いがなぜか安い。おいしくないのであろうか。スコヴィル値参考:Wikipedia
- Thai Peppers 100,000-225,000 [SHU]
日本の唐辛子に似ている。スコヴィル値がかなり高い。日本のも同じ辛さなのだろうか?ちなみにWikipediaだとBird eye Chiliと書いてある。Asian eyeじゃなくてよかった。スコヴィル値参考:Wikipedia
- Habanero Peppers 100,000-350,000 [SHU]
おそろしのハバネロ。スコヴィル値がめちゃくちゃ高い。スコヴィル値参考:Wikipedia
全部調べてみたけれど、結局辛さ以外の味がよくわからない上、辛さに関してもいまいちピンとこない。すこしずつ実体験をこの記事に含められると、もう少し適切なことが書けそうだ。結構値段もそれぞれ違うし、合う料理とかが違うんだろうなとなんとなく思う。一方で自分で料理するときに使いたいけれど、こどもが辛いやつは食べられないので積極的に辛い料理を作る理由がないのが曲者だ。これだけで日々ちょっとずつ食べるというのもなあ。
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