今日は朝から発表の打ち合わせとか言う話で9:30に学校に行く。俺のプレゼン資料はやっつけ仕事だったのだけれど、時間がこれでいいかとか、考察突っ込まれないかとか考えたりしていた。レポート書きたくないからなんとか通るようにやろう。しかしなんで材料の実験で発表しなきゃならないんだろう。
2限は音楽論。今日も先生が作ったドラマ音楽について、ラッシュと本番を見比べる。ラッシュだけなのと音楽がついたものとでは、普段音楽がついたものを見ているからかもしれないけれど、違和感があるな。あと、その音楽を録るスタジオの映像。WASABANDが使うスタジオと違って広いなーと思う。それから楽器がいろんな種類がいた。あとエレキギターって音出さないで録音するんかなと思った。
昼休みは眠さが限界だった。本屋でロッキンとかサイスポとか読んでた。
3限はターボ機械。今日の内容は前回に続いて全エンタルピとかそういう話。等エントロピ流れのときに圧力と密度の関係式を出すってやつは普通にやってたらできた。最後のポンプ問題は考え方は別に良かったけど(まああの問題で考え方とかそんなもん授業でやったのそのまんまだけど)まったりやってたら最後、間に合わず。ついでに質量流量と体積流量を間違える。もっと冷静にやればよかった。
この休憩時間に55号館の建築のなんかやってたのを見に行った。2階まで人であふれていた。ひろきはどこかにいるのかなと思ってちょっと探して断念して(俺は人を見つけるのがとても苦手)、置いてあったのを見た。調布の再開発のがいっぱい置いてあったのを見つつ、授業へ。
4限は高速流体力学。おじいちゃんの授業で内容は乱流遷移の話とか乱流のNS方程式とかやっていた気がするがいかんせん眠かった。月曜日はいつも強引に生活リズムを合わせようとするから眠い。
5限は産業総論。今週も前回に引き続き話。やはり二回目なので前回ほどのインパクトはなかったものの、今回の話も面白かった。内容を簡単に示そう。まず最初に前回のおさらい。タイムリーな話題ということで、A380がシンガポール航空に引き渡された話を言っていた。これは前回、終わった後にニュースになっていたなと思う。
そして今日の話。まず、航空需要は予測として今後20年で2.5倍になるということ。今ではニッチな100席弱クラスでも今後は需要が増えていくということ。まあこれは丁度MRJのところだ。それから、現在はHub&Spokeモデルであるが、今後はPoint2Pointのモデルになっていくであろうということ。これは確かにそうだ。でもまだハブ。ちなみにこのモデルは自転車のホイール。自転車乗らない人にはわかりにくいんじゃないだろうか。
また、機体の絶対数は増えていくため、安全率は向上しても事故の数は増えていくと予想。ここで話題が変わって日本の交通システムの変遷の話。NASAのSATS(Small Aircraft Transportation System)の話から、30年ごとに車→プロペラ機→ジェット機→次は?という話題。現在日本ではバスと車が飽和で、地下鉄・航空が伸びているということから三次元的な交通へという話題。
俺は+自転車って目線があれば最強だと思う。自転車は1.排気ガスを出さないクリーンな交通手段、2.都内のバスの平均速度よりはるかに速い、3.運動不足解消ってことで、少なくとも東京では非常に便利な手段だと思う。まさにDoor2Doorだし(山手線範囲内なら一番速い交通手段だと思う)。と、ここでこう思ったけど話はGA(General Aviation)の話が登場。また、交通産業はPushとPullの関係になっている=Pushが需要増加、Pullが飽和→三次元化。
LCC(Low cost carrier)の話がちょっと出た後、福岡の日本全体の航空管制のコントロールの話。現在国内では一日、国内線が2000機、国際線が1000機、上を飛んでいくだけが300機程度ということ。昼間は常に300-400機が飛んでいるという話。国内線は6割が羽田利用だが、羽田は飽和状態。また、飛行機の翼端渦が離陸間隔を決めているという話をしていた。ああ、そうかと思う。
海外と比べて国内線は異様に大きな飛行機を使っていることを指摘。これはよく指摘されること。また、路線数が少なくなってきて、便数は増えていることを指摘していた。前に話題になった不採算路線の廃止ってやつだ。地方空港がどうなのかってのは自分で考えること、と言っていた。羽田は滑走路数などがボトルネック。ボトルネックって概念が出てきて、まさに!と思った。
ここから国際線の話。国際線ではANA+JALで全体の20%しかなく、ほとんどは米系航空(NWとか)がHub空港に使っているとのこと。これは去年、LAに行くときに何故か俺が3人分チケットを取ることになってネットで調べたり電話して価格を調べたりしていたので実感できる。成田→LAX(ロサンゼルス国際空港)は殆ど外国企業のエアラインだった。どうやらこれはなんとか協定で決まっているらしい。またこういう旨みを持ってくやり方がアメリカっぽい。
地方空港は仁川と結んだりする便が増えていることを指摘。仁川をHub空港として日本の地方空港をSpokeとしている例。また、Hub空港の条件が1.Spokeが多い、2.短時間で多くの離着陸、3.短時間で多くの乗客をさばく、4.離着陸料・燃料費が安いってこと。ここでエアラインの飛行機収支が出ていたけれど、日本のほうがアメリカより人件費が安いのが驚いた。他(離着陸料・燃料費)などは日本の方が高いのだけれど。ここでHub空港争いの話。ヨーロッパとアジアでは地形が違う。また、JetBlueとかSouthWestとかのLCCの話。それからまとめとして1.羽田のみ活況、2.成田はUS系エアラインのHub、3.地方は近隣の国とってこと。これは事実で、要はここからどのようなVisionが描けるかが重要。
ここで話題は変わってGAの話。GAと呼ばれるものは200-400km/hで価格1500-4000万円、VLJ(Very Light Jet)は500-900km/hで3-5億円。また、USではこのような機体が22万機あり、そのうちプロペラ機16万機、それから実はExperimentalと呼ばれる個人製作が2.3万機いるらしい。アメリカっぽいなと思った。GA市場はPL法緩和など+分割所有などで広まっていき、9/11で落ちたもののまた増えているという話。
さらにアメリカの飛行場利用は企業:エアライン=2:1であり、エアラインより企業の法が多いことを指摘。これは意外。例として米TOYOTAが使っている飛行機が上がっていた。この企業利用の理由としては9/11でエアラインの利便性が低下したこと、国内の飛行場がたくさんあること、時間価値のことが上がっていた。
ここで時間価値の話が出て興味深かった。会社に勤めていると、年棒から時給が計算できるが、これが4000-6000円/時くらいまで上がるのに対し、その人が会社に対して創造した価値というのはその6倍と言われているらしい。だから起業で成功するともうかるんだなと納得した。時間価値って面白いと思う。バイトとか優秀な人は10倍とかいくんじゃないだろうか。
また、このようなBJの使われ方として、topマネジメント層よりもミドルマネジメント層(中間管理職)が使っていると指摘。これはそんな気がしていた。ここからSATSがレーダや管制なしでの飛行の研究を行っているという話。確かにそれができれば画期的。また、ここから具体的な機体名が出てきてVLJの話。
まずHondaJet。エンジンと機体を両方作ったということで画期的。ただリスクも多い。そしてEclipse500の話。MSを退職したRaburnなどがやっている飛行機会社。$1.17Mで買える。破格。すでに2800機受注していて、富士重工で主翼を作るらしいが、一日3機も作るらしい。一年かかる人力飛行機はなんなんだと思う。それからCIRRUS SR22の話。リーンデザイン(無駄のない)のとパラシュート装備などで安全性を向上させ、売り込む。
それからCESSNAのSkycatcherの話。これも850機も受注している。さらにここで驚きなことは概念設計からOshKoshの試験飛行まで半年強しか時間がかかっていないということ。これは驚異的だなあと思う。こんな短期間で製品を形にできるのは凄い。それからこのEclipseを使ったAirTaxiの話。
そして最後にSpaceShipOneの話。これはX PRIZEの獲得(初の民間有人弾道宇宙飛行)をしたという機体で、話には聞いていたが変な(ここで変なというのは他の飛行機と比べて)形のWhiteKnightから空中で打ち出され、高度100kmの弾道を飛行を行ったというもの。ファンドを集めて実際に作って飛ばしてしまうっていうアメリカのベンチャーのダイナミズムに感動した。こういうベンチャーならやってみたいなあ。誰かやらないだろうか。とても日本の大手企業ではできないと思う。
何かいいものができたとき、技術者って目立たずもそもそしてはにかみながら嬉しさをかみしめるみたいな像があって、それが嫌だなって思ってた。こういうガンガンやってくプロジェクトで「俺の作ったものを見てくれ!」っていえるものを作りたい。作り手になるんならね。
ここで話は終わり。最後に前回から続く重要な筋として、情報収集→洞察・構想をする→流れを読むってことが重要だということ。また、リーダーシップとは変化を察知し、変化を作ること。リーダーの責任は読みの能力だということ。これで話は終わった。面白い内容だった。emailを出せば色々質問に答えてくれるらしいので送ってみようと思う。
6限は教育法。今日も模擬授業。最初の人はとてもフレンドリーな口調で生徒が飽きないような組み立てをしていて凄いなと思った。多分俺にはあんな授業はできない。次の人は無難にこなしていた。俺は無難にもこなせない気がするから、練習しよう。
返ってきたら仕事の連絡が来ていたのに寝てしまった。
最近気づいたことで、日曜に夜に馬場の本屋に行ったら「サクリファイス」って本が置いてあって、ロードの話だった。Cyclingtimeあたりで見たなと思ってちょっと読んでみたけど、お気楽な話ではないかもなと思った。本屋で見たのは力学の本とCFDの本、それからJavaとかPythonとかEclipse(IDEの方)とかと、TOEFLの本と、話題のビジネス本(←こういう本結構好き)。後、生協の本屋で「surely you’re joking Feynman」がどこかのEnglish Forumの教科書になっていて嫉妬した。
あと、mixiってRSS吐いてるんだって始めて知った。まあmixi stationってのがあるからよく考えてみればありそうなものだけど。認証してないとフィード返してくれないんだけど、誰か「mixi station」に対抗してtwitterfoxのmixi版、「mixifox」みたいの作ってくれないかなあ。自分で作ろうかと一瞬考えたけど面倒なのでやめた。アドオンの作り方とか難しい気がする。下のリンクは、上がmixiのRSSフィードについて、下がアドオンの作り方。
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