小学2年生のプログラミングの始め方とまなび方

日紀

この前、小学生のプログラミングコンテストであるTech Kids Grand Prix 2020がYoutubeでライブストリーミングされていた。ある休日の朝、小学2年生の息子とこれを見ていた。見終わったあと、こどもが自分もやりたいと言い出したのでゲーム作りを始めることになった。

まず、何の言語を選ぶかを決めた。上記コンテストの動画を見ていると、多くのこどもはScratchUnityを使っていた。Scratchはすでにやったことがあったので(実際にはScratch Jr.)これでいいかなと思っていたが、Unityのほうがいろいろ本格的にできそうなことを察知したのか、Unityがやりたいということになった。そこで、Unityを始めることにした。

前提条件

  • プログラミングをほとんどしたことがない。アメリカにいたときに、小学校でiPadが配られてScratch Jrを多少やっていたが、それ以上はやっていない。
  • キーボード入力はだいたいできる。これはアメリカの小学校でパソコンが配られて、タイピングのソフトを学校でやっていたらできるようになったようだ。さらに、コロナの影響で学校がオンライン授業になっていたので作文とかをキーボードで書く機会が非常に多くなり、キーボード入力に慣れた
  • 漢字は平均的な小学2年生レベルである。つまり、一般的な本は読めない(漢字が多いので)。
  • 英語は平均的なアメリカの小学2年生レベルよりできない。アメリカから引っ越して半年経過して、英語を継続することが難しくなっており、もはやあんまりしゃべれない。聴くこと、音読などはできる。書くのは、(盛大にスペルミスしながら)なんとかできる。
  • 自分で物事をコツコツと進めることができるが、つまらないことは続かない性格である。そのため、基礎的な文法を一通りこなしてからゲーム作りをするよりは、先に簡単なゲームを作るところから入るのがよさそう。
  • パソコンは家にあるUbuntuのノートパソコンを使用。

やったこと

まずはドットインストールから始めればいいかなと思って、ドットインストールのUnity講座をやった。基本的なパソコン操作はできるので、自分でどんどん進められて、特に親が見ていなくてもいいので、動画教材は便利。本だと漢字が読めないのでひとりで学ぶというのが難しい。

ドットインストールのUnity講座はちょっとずつやっていると1週間くらいで終わった。次の題材として、何かいいのがないかなと思って探したら見つけたのが下記の本。

スラスラ読める UnityふりがなKidsプログラミング ゲームを作りながら楽しく学ぼう! (ふりがなプログラミングシリーズ)

これはふりがながついているので、こどもが自分でスラスラ読める。また、プログラミング言語はアルファベットを書く必要があるが、英語が読めないこども向けに英語の読みと意味が並列されている。下記のような感じ。

これも自分でスラスラ進められてよかった。ゲームの題材も、ブロック崩し、迷路ゲーム、FPSなどいろいろあって面白い。

ところで、こどもがこの本やドットインストールで作ったゲームに何か追加したいとき(本には出てこないもの)に、どうしたらよいかを探す必要がある。たとえば何かボタンを追加するとか、スコアを記録する機能をつけたいとかそういうものだ。そういう場合は、漢字が書けないので、日本語で検索するのが難しい。これは、Youtubeで英語で検索することで自習できるようになる。たとえば、ものをボタンで動かしたいと思ったら、Youtubeで“how to move object with button unity”で検索するといくつか出てきて、それを見て写経するとできるようになる。これは英語がたまたまできるので使える方法だが、日本語しかできない場合はどうすればいいんだろうか。

次にやること

次に何かいいのがないかなと探している。ふりがなプログラミングという本もあるのだが、これはコードそのものにはふりがながついているが、説明文にはふりがながついていない。そのため、自分で読むことは難しい。

paiza learningにC#講座がある。これはブラウザ上でプログラミングが学べるのでめちゃくちゃ便利だった。これも少しずつ進めている。

Unityの教科書という本が標準的でよさそうな感じだった。しかしこの本はもちろんふりがななんてついていないので、漢字が出てきたときになんとかして調べられる必要がある。iPadのアプリで探したら、漢字を手書きすることでその読み方を教えてくれるアプリがあったので、とりあえずこれを使えばできそうだ。

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