Intel oneAPI HPC Toolkitを使うと無償でIntel Fortran Compilerを使える。そのインストール作業のメモ。難しいところはあまりないがストレージを消費するのが曲者。
Windowsへのインストール
Windows 10にインストールが可能。具体的には下記2つをインストールすればよい。
ただし、これらの実行にはVisual Studio (2017以降)が必要となる。Community Editionであれば無償だが、Enterpriseでは使用してはいけないことになっている。そのため今回はVisual Studioが必要ないLinux版を使うことにした。WSLのUbuntuへインストールする。
Ubuntu (WSL)へのインストール
いろいろな方法があるが、aptでインストールするのが楽そう。やり方は公式サイトに詳しく書いてある。基本はこの通りやればよいが、今回若干詰まったのはSSL/TLS可視化のためcertificate errorが出る問題である。これはこの通りやれば通る。
インストールしたあと、ifortを使うには下記を実行する必要がある。
source /opt/intel/oneapi/setvars.sh
これを毎回やるのが面倒であれば、~/.bashrcに上記を書いておけばよい。
Fortranのコンパイル
ifortでコンパイルするときに、依存関係を見て他のファイルへの依存がないものを先に書かないといけない。この依存関係を明らかにする方法はいろいろあるが、Pythonで書かれたfortdependを使うと依存関係を1つのファイルにしてくれる。これを使って依存関係がわかれば、あとは順番に並べていけばよい。依存関係を勝手に解決してくれるやり方もありそうだが素人すぎて分からなかった。
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