シアトルの日本語の雑誌でLighthouseというのがある。シアトルとポートランドに住む日本人向けに書かれており、おいしいレストランの紹介やイベント、子育てについての記事などが載っていて結構面白い。その編集後記に、最近イカ釣りにはまってます!と書いてあった。そのときはシアトルでイカ釣りができるとは全然思ってなかったので、この人は日本の話をしているのだろうか?と思っていたけれどググってみたら意外とイカ釣りをしている人がいることがわかった。
ここワシントン州では釣りは免許を買わないとできない。イカはShellfishというジャンルに含まれるらしく、Shellfish免許は$17.4だった。近所のFred Meyerという
スーパーで買った。他ではOutdoor Emporiumでも売っているらしい。ちなみにShellfish免許にはSeaweed免許も含まれているらしく、ワカメとかも取っていいらしい。ワカメを採る予定は特にないけれどもそこにお金が含まれているとなると少し採りたくなる。
仕掛けは餌木である。最初はFred Meyerでそれっぽいものを買ったのだが、よく考えてみるとそれらは餌木ではなくカツオ釣りとかそういうようのものっぽかった。なのでそれは諦めて、その後にOutdoor Emporiumにちゃんとしたものを買いに行った。お店は広々としていてものすごくたくさん釣り用具とかハンティング用具を売っていたのだけれど、探せども探せども餌木が見つけられないので店員に聞いてみたら、店員のところの棚の下に隠してあるとのこと。針がたくさんついているからか、結構危ないもの扱いされており、そのお店のおじさんにこれとこれをくれと言って紙袋に包んでもらったところ、それをレジに持っていく間のための頑丈なプラスチック箱みたいなものに入れられた。それほど餌木が危ないだろうか、と思いながらレジに持っていって、レジでその箱を開けてもらって買うことができた。
釣りは場所がもっとも重要である。日本語でググッた結果下記の情報が得られた。日本語でこれだけ「シアトルのイカ釣り」について情報が得られるのはすごいなと思った。日本ではこんなに情報出てこない気がする。シアトルに住んでいる日本人は情報発信が好きなのだろうか。
- Junglecityによると、West SeattleのSeacrest Parkがカツサンドを食べながらできていいぞと書いてあった。
- Youmagaでは、Elliott Bay Parkが良いと書いてあった。
- Seattle Great Wheelの下のところで釣れるという情報があった。
- Port of Edmondsで釣れたぞとという情報もあった。
とりあえずこどもが行きたいと言っていたので設備がよさそうなSeacrest Parkに行った。
風が強くて寒い日だったが、予報に反して雨が降っていなかったのは素晴らしかった。カツサンドを食べてからFishing Pierで釣りを始めた。Fishing Pierは木製でベンチとかトイレ、ゴミ箱などが常備されており素晴らしかった。たまにアシカがやってくるのも日本にはない光景である。アシカは沖の方に放置されてある作業船みたいなところにいてオウオウオウと吠えているのだが、イカを食べているのか、たまに岸のほうにやってくる。
はじめて15分くらいで下の海藻をひっかけて餌木をふたつ失った。そこで少し反省し、横で10匹くらい釣っているおじさんを眺めていたら、おじさんは0.2Hzくらいで釣り竿をしゃくっていることがわかった。失った餌木の代わりにひとつだけ餌木をつけて、おじさんの真似をして再開した。20mくらい投げて、そこから0.2Hzでしゃくり続けるという方法である。
そしたらイカが釣れた。
何イカかはよくわからないけど普通の知ってるタイプのイカである。風と寒さに負けてきたので1時間くらいで帰ってしまった。あと1時間くらい粘ればまだもっと釣れそうであった。また、他の人の記事によるとイカ釣りの本番は夜釣りらしいので、夜または明け方にいくのがよさそうである。
家で妻がイカをスパゲッティの具材にしてくれた。イカはとても新鮮だからか、すごいプリプリの食感でいくらでも食べられそうな感じだった。イカ自体が小さいのでひとりあたりの量は少ししかないけれど、イカが釣れてよかった。今度また行きたい。
コメント
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