シアトルでのイカ釣り2018編

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去年はイカ釣りをはじめたのが12月であった。12月はイカ釣りのシーズンの終わりかけであり、1月がだいたいラストとなる。1月に数回イカ釣りに行ったものの、結局1匹も釣れずに帰ってきていた。今年は去年の反省を生かし、シアトル近辺のイカ釣りのWebsiteであるSquidFishingWa.comをチェックしていた。そうしたらすでに9月あたりからイカ釣りに行っている人がおり、そこそこ釣れているようである。釣れている場所はSeattleから若干距離のあるところが多い。自分が行く場所は去年と同じ、Seattle Downtownからそこそこ近いWest SeattleにあるSeacrest Parkである。あまり情報が得られなかったのでとりあえず行ってみることにした。

今シーズンすでに3回でかけた。はじめの1回は1匹釣れ、2回目は全然釣れなかった。2回目はまわりはバカスカ釣れているのに自分だけ釣れないという悲しい状態で、横のやつに「なんで釣れないのか見てやるよ」「これじゃあだめだなあ・・ジグの針はもっと大きくて外を向いてないといけないし、そもそも本体部分に蓄光塗料が塗ってないといけない」と言われた。たしかに2回目のときに使っていたのは日本で買ってきたエギで、Seattleで主流となっているタイプとは結構形が異なる。

2回目でその横の人に仕掛けに対するアドバイスをもらい、さらに他の人も仕掛けを観察した結果いくつか得られたことがあったので、それをもとに準備をして、今シーズン3回目の釣りにでかけた。そうしたら、周りの人と同じくらい釣れた。もっとも、3回目の日はそもそも、あまりイカの群れが来ていない日だったので、3匹にとどまった。3匹とはいえ他の人と同じくらいの釣りをすることができたので、その釣り方を一通りまとめておこうと思う。

イカを釣る場所

よく釣れた報告が上がっているのは下記の場所である。

  • Edmonds Finshing Pier
  • Redondo Pier
  • Ferris Wheel
  • Des Moines
  • Les Davis
  • Alki (Seacrest Park)

職場がSeattleにあるので、Seattleから近いところだと便利である。Ferris Wheel(観覧車)とAlki (Seacrest Park)が候補だが、Ferris Wheelは街中にあり無料の駐車スペースを探すのが著しく難しい。そのため、一番便利な場所はSeacrest Parkとなる。Edmondsも有名だが、Seattleから向かうと30分程度車で走る必要があり、かつ夕方は道が混んでいる方向なのですこし行きにくい。

イカを釣る時間

イカを釣るのは夜である。昼間でも釣れないことはないはずなのだが、やはり夜のほうが数が釣れるからか、それとも夜に釣るものだと人々が思っているからか、ほとんどの人は日が暮れてからやってくる。今の時期だと、6時過ぎから夕焼けで7時にはもうかなり暗い。暗くなってすこし経つとイカの群れが来るパターンが多い。なのでたとえば7時半とかからだいたい釣りが始まる。釣りが始まるまではみんななんとなくおしゃべりしたりして待っている。夜にスタートしてもいいが、場所がよくわかっていない場合は明るいうちから行ったほうがよいように思う。ちなみに、9時を過ぎてもたくさんの人で賑わっている。だいたい9時を過ぎると寒くなってきて帰るようにしているけど、ガチな人は12時過ぎてもやっているようだ。

写真は夕方の様子と夜の様子。どちらもSeattle Downtownがよく見えるSeacrest Parkから。

イカを釣っている人

いろんな人がいるが、英語が流暢でない人も比較的多い。アジア系、メキシコ系なども結構いる。こどもも夜が遅いのに結構来ており、飽きてしまったこどもはそこらへんで遊んでいたりする。ちなみに、イカ釣りに使うSquid jig (日本語でいうところのエギ)は釣り場でも自作のものが売られており、現金を握りしめていけば1つ5ドル程度で買える。自分で作った仕掛けを釣り場で売っているのは面白い試みである。日本ではあまり見たことがない。下記の写真は実際に売っているところである。

釣るイカの種類

Market Squidというやつである。基本的にイカ釣りの時間はイカ狙いの人だけが大量に釣り場に訪れる。イカの時間の前はそれ以外の魚を狙う人がそこそこ来ており、サビキで小魚を釣ったりカレイを釣ったりしている人がそこそこいる。その人たちはイカの時間になったらたいてい帰る。

イカの釣り方

まずは持ち物。

  • 竿: なんでもよい。長い竿の人のほうが釣れているようにみえなくもないが、短い竿でも釣れる。竿が長いとだんだん手が疲れてくるので、短い竿のほうが疲れなくてよいかもしれない。自分が使っている竿は日本で中古で400円で買ったやつで、それで十分釣れる。
  • リール: なんでもよい。糸もなんでもよい。
  • 防寒具、手袋など: とにかく寒い時期に釣るので暖かい格好をしていかないとやってられない。
  • 強力な集魚灯: これはイカ釣りには必須アイテムである。ただし、だいたいは周りの人がいっぱい持ってくるので、そのライトのおこぼれで釣れる。
  • イカ釣り用のバケツ: イカが釣れているときはとにかくガンガン釣れるので、すぐにイカを針から外して釣りに戻る必要がある。そのため、だいたいの人はバケツを持ってきており、イカが釣れたらすぐにエギをひっくり返してイカを外し、また釣りに戻っている。ちなみにアメリカ標準バケツは日本のバケツよりかなり大きい。
  • 免許: イカ釣りにはShellfishの免許がいる。1年間有効で18ドル程度。この免許があれば潮干狩りにもいける。WDFWでネットで買える。Fred Meyerなどのスーパーでも買える。
  • 仕掛け: これはかなり重要。自分の場合はこれを間違ったので1回ふいにした。基本的には、下記のような仕掛けが標準的である。

ワシントン州の法律ではひとつの竿に4つまでSquid jig(エギ、リンク先のようなものが一般的)をつけてよいことになっているが、ほとんどの人は2つづけである。4つもつけると取り回しが大変なわりにはそれほどメリットがないからではないだろうか。たまに3つつけているという人もいる。1つの人もそこそこいるが、2つの人のがやはり多いように見える。

上下につける場合、まずリールから出ている糸にスイベルを取り付け、そこに1つ目のSquid jigをスナップでつける。このJigは通常おもりが中に入っていないものを使う。釣具屋で”Unweighted jigないか”と聞けば見せてくれるはずだ。2つ目、下にはおもりありのJigをとりつける。Squid jigの色は緑、オレンジ、ピンク、赤などいろいろあるが、何がいいかは日によって違うらしい。なので上下に違う色をつける人が多い。2つのjigの間は50cmくらい離すのが標準的である。もっと短い人もいれば長い人もいるが、それがどの程度結果に影響を及ぼすのかはわからない。糸はなんでもよい。

また、糸には途中に自分の糸がどこにあるのかわかるようにするために目印として中に糸を通す浮きみたいなものをつけるのが普通である。日本語でなんていうのかはよくわからない。そうすると、混んでいる釣り場でも糸が見えなくて隣の人と絡まったりすることが防げる。しかし自分ではやっていない。

これらの仕掛けはネットでも買える。自分の場合は、SeattleのSODO地区にあるOutdoor Emporiumという店で買っている。この店は店員に見せてくれと言わないとSquid jigを見せてくれないのが曲者である。また、万引きが多いらしくバックパックが持ち込み禁止である。釣りの免許も買える。ちなみに、ハンティング屋も兼ねているため、銃もたくさん売っている。

実際の釣り方は次のよう。

  • 数メートル先に仕掛けを投げる。Squid jigが沈むのを待ってから、4-5秒に1回しゃくりを入れる。しゃくりというのが竿をぐいっとあげてイカを誘う作業である。
  • 徐々にSquid jigが沈んで手前に来るので、何回かしゃくる。イカが来なければ狙う深さを深くしたり浅くしたりして試してみて、だめそうならまた数メートル先に仕掛けを投げる。
  • イカは釣れても魚のようにバタバタしないので、基本的に雑巾でもひっかけたような感じになる。しゃくったときに、「妙に重いな」と思ったらイカのことが多い。これだけ書くと釣れたかどうかわかりにくそうに見えるが、実際には1回釣ればすぐに分かる。
  • イカは水面を出る前、または出たあとに墨とか水とかを吐く。その後にSquid jigを掴んでバケツの上でひっくり返せばイカは勝手に針から外れてくれる。水を吐く前に勢いよく水面から上げると、自分にまたは周りの人に水をかけるので注意。

また、よく使われるテクニックがいくつかある。

  • Squid jigを蓄光させる。基本的に光を貯めるとしばらく光るようにできているので、携帯のライトで蓄光させたり、集魚灯で蓄光させたりしている人が多い。蓄光がどの程度結果に効果をもたらすかはよくわからない。
  • 釣れた人に釣れた深さを聞く。すごい浅いところで釣れている人もいれば、深いところを狙って海藻をひっかけながら釣れている人もいる。そのため、時間や場所によってイカの群れがいる深さが違うようだ。集魚灯が多いからと言って水面近くにいるとは限らない。

ちなみに、おまけとしてアシカが泳いでくることがよくある。アシカは一般的にはかわいいと思われているが、アシカが来るとイカは逃げ出すため、みんなアシカが来ると文句を言っている。みんなが話している会話に耳を傾けるのもよい。先週はどうだったとか、どこどこの釣り場はこうだったとか、有用な情報が手に入る。みんな肩を並べて釣りをしているので会話がはずむ。下の写真のように、こんなに狭いスペースで釣りをしたのははじめてかもしれないという感じだ。

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