WASA修学旅行3日目:今日も風はつよかった

昨日の飲みのおかげで朝は結構だるかった。タカフが起きていたけれど頭が痛い頭が痛いとうめいていた。みんなが朝ご飯を食べに行ってからタカフと2人で食べに行き、帰ってきた。きみcがレイトチェックアウトにしてくれたのでまったりでよくなったため、まったりと寝ていた。ひろきとかは朝からやる気Maxでスノボに旅立ってしまったようだ。

11時くらいにスキー場へ出発した。空は青く晴れていたけれど、スキー場は相変わらず強風だった。はじめから昨日のスノボの筋肉痛がきていて、靴を履いた瞬間からやりたくない、とか思った。けれどやっていればそんなことは忘れていった。きみcとてっちゃんは風邪らしくパトロールのところで寝ていた。

タカフと、どうせならてっぺんまで言ってみようぜ、と話した。途中に最大傾斜30度くらいの箇所があったけれどまあだいじょぶだろ、と見切り発車し、リフトを乗り継いでいくことにした。ゴンドラは今日も昨日も、強風のために止まっている。払い戻しとかあってもいいくらいだな、と思っていた。

雪が降ってきて、リフトに乗っている自分の腕とか、躰とかに落ちた。むかしからこれが好きだ。リフトに乗っているときに落ちてくる雪の結晶を観察すること。スキー場で降る雪は結晶が肉眼でもよく見えて、美しいと思う。フラクタル。結構いろんな種類があるもの。そんなことを考えてリフトに乗っていた。

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リフトに乗ってすすむタカフ

最終的に一番てっぺんまでたどり着いた。途中で寒くて死ぬかと思った。強風がときおり吹いてきていて、躰の熱を奪って、滑る意志を削っていく。頂上付近は、強風のせいか、寒いせいか、もはや人が少なくて、ゲレンデいっぱいを自由に自分で使えた。スノボ歴1日の俺にとっては転ぶことが仕事だったのでこの環境はうれしかった。

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寒いてっぺん

昨日で分かったことだけど、俺は躰の後ろ側のエッジを使って滑ることができなかった。ので、この広いスペースを使って練習していたらだましだましできるようになった。さらに、後ろ側から前側にやるターンもできるようになった。前側から後ろ側にやるターンは10回くらい転んで、その結果調子のいいときはできるようになった。ターンできるとスノボが楽しい気がしてきた。

けれどもう、昨日と同じで、リフトが完全停止した。しょうがないので、脚で上って滑ることにした。やっぱりこれをやるとかなり疲れる。やす・タカフ・俺で上っていって、滑った。やっぱり盛大に転んだ。ターンは斜度が低くないとできないなまだ、と思った。スキーだと速いほうが楽に回れるんだけどな。

そのうち、時間になって荷物を取りに行ったり、レンタルしてたものを返したりしてから休んだ。タカフが持っていたカップ麺を水出しにしたら寒かった。でかいストーブにあたってWASABANDで暖まっていたら時間になって、バスがきた。バスに乗った。帰りはタカフと歌を歌っていた。

深夜の新宿に静かにバスは到着し、暗いなか一行は解散し、ひろきとタカフと歌舞伎町方面へと歩きはじめた。風俗の勧誘をかわしつつ、たどり着いた歌舞伎町の次郎。ぺちゃくちゃしゃべりながら次郎に入り、「ニンニク入れますか」「全部」って言って食べた。途中からニンニクが辛くなってきたけれど、おいしかった。よかった。

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歌舞伎町の次郎

都庁前までタカフと歩き、夜の新宿を自転車で去った。

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