突発性難聴闘病記@アメリカ

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昨日、つまり5月31日から耳の調子がおかしかった。午前中は普通だったが、午後になって、特に夕方になるにつれてなにか気持ち悪さを感じるようになってきた。なにが原因かはまったくわからないが、耳に違和感を感じた。こどものダンスの発表会があるというので5時半くらいに退社したのだが、車を運転していてもやはり違和感があった。

夜に寝るときも違和感があった。突発性難聴なんじゃないか、という気がし始めていた。一方で、寝て起きたら治るといいなと思っていた。翌日起きて見ると治るどころかすこし悪化したように感じた。右耳があきらかに左耳より聞こえない。特に低い音はかなり聞こえがわるい。右耳の聴力がゼロというわけではないのだが、耳栓をつけているような感じだ。

ぐぐると一刻も早く耳鼻科にいってステロイドをはじめ投薬治療を受けること、と書いてあった。ひどい場合は日本では入院したりするらしい。とにかくいろんな話を読む限り、早期治療が有効なこと、2週間をすぎると途端に予後が悪くなること、治療をすぐさま開始してもみんな治るわけではないことなどがわかった。

いてもたってもいられなくなり、近所のUrgent Careへ。しかしアレルギーが原因じゃないかと言われ、鼻炎の薬しか出してくれなかった。ステロイドが必要なんやと主張したが、処方箋は書いてくれなかった。これでは絶対治らないだろうと思い、ふて寝してから2軒目のUrgent Careへ。Urgent Careではなく、本当はENT (耳鼻咽喉科)に行くべきなのだが問題が2つあり、1)土日なので耳鼻科がどこもやっていないこと、2)アメリカでは専門医にかかるにはReferral (紹介状)が必要なこと。とりあえず月曜日以降に耳鼻科に行くとして、当面の薬および紹介状がほしかった。

2軒目のUrgent Careでは突発性難聴のサイトを印刷して医者と看護師にやばいんや!というのを説明した。医者は、俺は耳鼻科じゃないからわからないけど、とりあえず紹介状を書くから月曜に電話して予約を取りなと言ってくれた。ちなみに医者ではなくPA (Physician Assistant)である。Kevinという名前だったが名字が日系っぽかった。さらに、ステロイドをもらえないかと駄々をこねたらだしてくれることになった。

薬はpredniSONE (プレドニゾン)を50mg、それを5日分の処方箋を書いてくれた。近所の薬局に取りに行き、他のサイトを見ていたらビタミンB12が優位に効くと書いてあったのでそれも買ってきた。プレドニゾンは副作用として、不眠になるから注意しろと医者も言っていたし、薬局のおばちゃんも「いますぐ飲まないといかんぞ」と言ってくれていた。薬を取りに行った時点ですでに午後6時、おばちゃんのおすすめでは不眠を防ぐためには午前中に飲まないといけないらしい。他にもステロイドは副作用が多いらしく、いろんな説明が書かれていた。抗癌剤としても使われるらしい。

とりあえず薬を飲んでいまに至る。月曜日になったら紹介してもらった耳鼻科に電話してASAPで頼むと聞いてみようと思っている。毎回アメリカで医者にかかることがあると英語がつらいが、予習していくと半分くらいは何とかなるものだ。今回も月曜日までに耳鼻科英語を頑張って覚えようと考えている。また医者に行ったらこの記事を更新しようと思う。

ちなみにさっき自分でアプリで聴力を測った結果。正確な検査ではないので絶対値はたぶん間違っているが、左右差がでていることはたぶん正しい結果である。水色ラインより下が軽度難聴らしい。特に低い音が聞こえていない。妻にやってもらったら両耳とも低い音もよく聞き取れていた結果となった。

 


6月4日火曜日追記

昨日、つまり月曜日に耳鼻咽喉科に行ってきた。朝8時になったらReferralをもらった病院に電話したところ、予約でいっぱいで、かつ紹介された医者はいないけれども、とりあえず違う先生はいるからその人でよければ10時に来いと言われた。家から車で10分程度のクリニックに到着し、フロントの人の事情を聞いてみた。最初はなんだお前は、という感じだったがさっき電話したんだけどと言ったら初診の人がいろいろ記入する用紙を渡され、それを5分程度で記入した。名前、住所、保険の種類、そういうことを書く紙に加え、個人情報保護の紙、診察方針への同意の紙へのサインなどさまざまである。日本に比べて書類を残すことをきっちりしておりいちいちサインが必要である。

それから1時間程度待った。基本的に予約制なので患者が待合室でたくさん待つということはないのだが、10−15分おきに人がやってきては診察を受けている。まだかな、と思っていたら呼ばれ、まずは隣のクリニックで聴力検査をすることになったぞ、と言っていた。看護師らしき人が誘導してくれたのだが、その人はゆかさんという名前でアジア系の顔だったのでもしかしたら日本語が喋れたのかもしれない。実際はびっくりするほど早口英語だったので半分くらいしかわからなかった。蛇足だが、日系アメリカ人でラストネームが日本ぽい名字の人はあまり英語が喋れないが、ファーストネームが日本ぽい人は日本語いける人が多い印象。

聴力検査は隣のクリニックということで、また初診の紙をひたすら書いた。その後、すぐに聴力検査へ。小さな防音の部屋でやるやつである。中学校のとき剣道をやっていて片耳があまり聞こえなくなったとき、大学院生のときにメニエール病のような症状になったときににもそれぞれ同じような検査をやったことがあった。アメリカでの検査は次の順番で行われた。

  • 耳に圧力をかけ、鼓膜の圧力を調べる検査
  • 日本と同じように、単純な小さな音が左右いずれかから流され、音がなったときにボタンを押す検査 (ポーポーポーみたいな音がなる)
  • 別室にいる検査の人が喋ったことをイヤホンで聞き、繰り返す検査 (音がだんだん小さくなる)
  • 片耳からノイズが流れ、逆側の耳から英単語が流れ、その英単語を正しく発音する検査 (Say “baseball”とか言われる)
  • 骨伝導マイクを取り付け、音が聞こえたときにボタンを押す検査

曲者なのは英単語の繰り返しである。音は聞き取れるのだが意味がわからない英単語が結構出てくるので、それらはなんとなくリピートするだけである。ただしく検査ができたのかは疑問である。なまりのある発音で返した場合、果たして結果はパスということになっているのだろうか。2つ目の検査も結構難しかった。小さい声の英語は聞き取りにくい。

聴力検査の概要をその場で渡され、見てみた結果、なんと聴力が復活していた。たしかにこの月曜日は前日までに比べ、右耳の耳栓している感がだいぶ減っていたのだ。単に聞こえないことになれただけかと思っていたが必ずしもそうではなかったようだ。ステロイドが効いたのか、ビタミンB12が効いたのか、何なのかはわからないがとにかくほっとした。下記がその場で渡された結果。自分でやったときに比べても改善している。

そのあと10分くらい待って医者との面談。結果はよかったので問題ないとのこと。ただ、耳の圧力がだいぶネガティブなので、それが原因のひとつとなっている可能性があり、それは鼻炎の薬で治してくれと言われた。鼻炎の薬の処方の仕方を名刺の裏に書いてくれた。6週間程度続けてだめそうならまた電話してくれということだった。下記がそのメモ。

 

とりあえず事態が快方に向かったのでほっとした。その後会社に行ったのだが、やはり人が話しているのを聞くと頭がまだグラグラするというか、気持ち悪くなる感じは残っていた。頭の中に響く。そのため会議は結構つらかった。徐々にこの現象もよくなるといいと思う。

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