Kindleの読み上げ機能でめっちゃ本が読める

日紀

最近Kindleの本をAndroidの読み上げ機能で聴くのにはまっている。本がどんどん読める。これはちょっと今までなかった体験だぞ、と思っているので日記を書いておく。ほとんどの人にとっては、Kindleで読み上げ機能を使えることはもしかしたら常識的な話で、何をいまさらを思うかもしれないけれど、やっぱりやってみるとよいのだ。

ふと思い立ってKindleの本を聴こうと思い立った。理由のひとつは、昨年は車で往復6時間の場所に何回も出張にいっていたことだ。車を3時間運転することにも慣れたものの、車の運転は基本的には暇である。車にはクルーズコントロールがついているので、足は使わなくてよいし、それほど道が混んでいない。オートパイロットはついていないので手を離すわけにはいかず、やることは限られてくる。

大抵の場合はラジオを聞いていた。Podcastである。たとえば下記。

それぞれ結構面白いし、ずっと聞いていると時間は過ぎていく。西山幸四郎のラジオは断定的な喋り方をするので、経済に興味があればとても面白い。ただ、やはり毎回ラジオをずっと聞いていると同じ話題がかぶってきたりするし(何回も同じようなニュースに対する講評を聞いたりする)、飽きてくる上、もうちょっといろんなことができるんじゃないかという気がしてくる。そこでKindleの出番である。

Moto G5 plusという携帯電話を使っている。これはOSがAndroidであり、TalkBackという機能がある。これはたぶん、視覚障害者が携帯電話を使う際に音声でお知らせするという機能だ。これをオンにすることで、携帯電話が常に何が選択されているかを喋りまくることになる。飛行機の着陸でいうところのGCA/PARアプローチみたいな感じである。

このTalkBackを使うことでKindleもすべて読み上げてくれる。もちろん長所と短所がある。

  • 長所
    • 手が話せない状況 (たとえば運転中) や、他にすることがある状況 (こどもの寝かしつけ) などでも本が読める。これはすごいメリットである。
    • 勝手にどんどん読み進めてくれるので、自分の集中力が多少足りなくても内容が進んでいく。読み進めるペースが速い。
  • 短所
    • たまに漢字を読み間違える。よくある間違いのひとつは、「おこなった」と「いった」である。「行った」と書いてあると、たしかに人間でも文脈がないと正しい読み方がわからない。英語の読み上げではこの問題は起きない。
    • 日本語モードで読んでいるときに、英語がいまいち本来の読み方でないときがある。
    • 人が読んでいるわけではないので、やはり不自然感はある。緊迫した物語とかだといまいちかもしれない。
    • 図表や数式を読み上げることができない
    • お金がけっこうかかる。Kindleだと古本という選択肢がないので、新品で買いまくることになる。Kindle Unlimitedという手もあるが、結局読みたい本に対応してないケースが多いのであまりいい選択肢にはならない。
    • 聞いているときに他の人が話しかけてくると、本の中身が頭に入ってこなくなる。
    • TalkBackの使い心地が独特であり、Kindleで読み上げをはじめるまでに若干手間がかかる(1分程度)

昨日、下記の本を読み終わった。丁寧に書かれている本だったのもあって、合成音声で聴くだけでもずいぶん頭に入ってきた。RCTのことを読み上げでは「ルクト」と発音されるのでそれが妙に耳に残った。数式部分および図表部分はあとで読みたい。

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いまは下記の本を読んでいる。この本は、外国人としてアメリカに住んでいて、異文化理解の重要性を身にしみて感じている自分としてはものすごく面白い。

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これからも出張に行く前にはあらかじめダウンロードしておき、読み進めていきたい。

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