Chaseのクレジットカードを使ってInstacartとDoordashでちょっと得する話

日紀

ChaseのクレジットカードはものによってはInstacartとDoordashをお得に使える。一方で特にするための条件が結構面倒なのでメモしておく。

Instacart

InstacartはネットスーパーのUber Eats版みたいなサービス。スーパーで買いたいものを選ぶと、そこらへんの誰かが家まで運んでくれる。

下記のカードでInstacartのクレジットを使った。

  • $20 (3カ月): Chase Ink Business Cash
  • $20 (3カ月): Chase Ink Business Unlimited
  • $10 (3カ月): Chase United Explorer
  • $10: Marriott Bonvoy Boundless, IHG One Rewards Premier

あと、Mastercardでもできるらしいが、なんかうまくいかなかった。

曲者な点は次の通り。

  • これらは一気に使うことはできない。たとえばこの4種のカードをInstacartに登録しておいても、1つの注文で$60頼むことはできない。たとえば1回の注文で$25注文して、そこから$20値引きされて$5になるみたいな形。なので、4種全部使うためには1月で4回注文する必要がある
  • 1回の注文でService Feeがかかるので、完全無料ではない。だいたい$2.49だがこれにも消費税がかかるので$2.65-$2.7くらい追加される
  • TipがかかるのでTipの分追加される。たとえばデフォルトで設定されている$2
  • 店頭で買うよりそもそも値付けが10%くらい高い。たとえば$4.49で売っている牛乳が$4.99になるような感じ
  • 運んでくれる人が袋を買うと袋のお金も払う必要がある。$0.2弱だがこれも追加される
  • Deliveryを数時間後とかに設定すると$2のクレジットを使える
  • 運んでもらわないオプション (Pickup) があり、自分でもらいにいくこともできる。ただし、これを使うとほぼすべての店でPickup Fee ($3.99) がかかるので損
  • 注文できる店が限られる。すべての店で注文できるわけではないので、たとえばスーパーAでいつもは買っている商品 (ネギ$0.8) をスーパーBでわざわざ買う (ネギ $0.99) ことになり、いつもよりそもそも高い商品を買わなきゃいけなくなったりする
  • Instacart+というステータスを3カ月間もらえる。これによって配達費が無料になる

これらを考慮すると、ベネフィットを最大化するためには、次のようになる。

  • クレジットの額 ($20または$10) + $2 (数時間後にするクレジット) ギリギリまで注文する
  • Service Feeと袋代、Tipで結局$3-4くらいかかるので、実際には割引でものを買っていることに留意し、いらないものを買わないことにする。
    • たとえば、Inkの場合は$22を無料でもらえているわけではなく、$22/0.9=$19.8の商品を、$4のコスト (Service FeeやTip) をかけてゲットしていることになり、だいたい80%オフで買えているのと同じになり、$15.8の利益がある
    • Unitedの場合は$12/0.9=$10.8の商品を$4のコストで注文しているため、63%オフで買えるということになり、$6.8の利益がある

これらを考えて、牛乳やネギなど必ず必要なものを買うようにしている。4種のカードで全部使えば、月当たり$45.2の利益がもらえることになる。夫婦でそれぞれクレジットカードを持っていればこの倍得する

Doordash

DoordashはInstacart同様、いろんなものを家に届けてくれるサービスである。一方で、Chase Sapphire PreferredのクレジットカードにはこのDoordashを$10使えるクレジットがついているので使うとお得である。曲者な点は次のとおり。

  • $10はGroceryでしか使えない。Doordashのほとんどの店はRestaurantであるため、ほぼすべての店では使えない
  • 配達で頼むとお金がかかり、そもそもお店で買うより高い値段が設定されているため、結局損する

これらを考慮すると、使える方法は次の2つだけだった。

  • セブンイレブンでピザやビールなどをピックアップする
  • Safeway Deliでチキンなどをピックアップする

この制約により、我が家はセブンイレブンでピザを買うか、Safewayでフライドチキンを買うかしている。セブンイレブンは消費税がかかって$1くらい支払うパターンがあるが、Safewayはどういうわけか消費税がかからないので、完全無料でもらってこれる。

難しい点として、ピックアップの店舗としてたまに全然出てこない場合と、$10オフがちゃんと適応されないパターンがある。店舗が出てこない場合は現在の住所をうまく設定すること、$10オフが適用されていないパターンの場合、すべての既存のカートを空にするとうまくいく場合がある。

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