携帯電話の回線をTelloからUS Mobileに変えた

日紀

アメリカに来て1年半、ずっと携帯電話の回線はTelloを使っていた。TelloはT-mobileの回線を使っているMVNOである。通信容量と通話時間を自由に選ぶことができるフレキシブルな回線であり、他に比べて安いため使っていた。
一方で、会社でのつながりはかなり悪かった。席にいるとほとんどネットは繋がらず、電話やライン、テキストなどのそれほど容量が必要のないタスクにおいてもほとんど通信できない。机の端の方に携帯を立てておくとたまに通信してくれることがわかったが、何か来た時に返信したりするのが難しい。
Telloは10GBと300分の通話で18.5ドル程度(なぜか手数料が月によって変わる)くらい。それほど料金が変わらず通信品質が上がるのなら変えたいなと思っていた。
一方で、会社ではAT&TとVerizonの回線は繋がることか分かっていた。楽天モバイルとのデュアルSIMで使っていて、楽天モバイルでローミングするときにその2つを使うと繋がる(4Gではあるが)ことは分かっていた。一方で以前調べた時にはAT&Tのシムはいいのがなかった。そこで今回はVerizonを調べることにした。
調べてみるとUS Mobileが良さそうだということがわかった。Verizonの回線を使っているし、10GBと無制限通話+テキストで20ドル。少しTelloより高いがそこまで変わらない。他のサービスとしては日本への通話などもあるが、そもそもあまり日本に電話する機会もない上、楽天モバイルでも日本への通話が可能なのであまり必要な機能というわけでもない。
そういうわけで早速US Mobileに変更した。やったことは下記。

  • US Mobileのサイトで申し込み。eSIMだと即日開通。
  • 最初の1ヶ月は無料期間であり、30GBのプランが無料。この間に通信品質を確認してねと書いてある。無料期間ではあるがクレジットカードの登録は必要。
  • 使う回線に応じて名前が違い、サービス内容もところどころ違う。AT&Tの回線(Dark Star)、Verizonの回線(Warp)、T-mobileの回線(Light Speed)があるのでVerizonを選ぼうと思ったらeSIMがPixel 6a(日本版〉に対応してないらしい。会社のビルはAT&TでもVerizonでも繋がることは検証済なので、AT&Tにすることにした。だめで避けたいのはT-mobile。
  • 100ドルのプリペイドカードをプレゼントというキャンペーンをやっているらしい。まずこのうちの$50をもらうためには、12か月間連続で毎月$15以上の支払いをする必要がある。年間プランは不可。残りの$50は2個目の回線を契約して、12か月間毎月$15払う必要がある。どのくらい契約を続けるかは未知数であるため、これをもらえるかは未知数。
    これで契約した。契約して1週間くらい使ってみたところおおむね満足である。感想は次の通り。
  • 通信品質はおおむね良い。なんと言っても会社で全く問題なくつながる。会社で繋がらないと1日のうち9時間くらいは少なくとも使えてないので、ここは達成できて素晴らしい。
  • 速度も問題ない。特に5Gで動画を見たりすることはあまりないので実際にどのくらいスピードが出ているかは見ていないが問題に感じるところはない。
  • たまに繋がらないときがある。子どもの学校に迎えに行くと、学校の中はほとんどつながらなかった。
  • eSIMを選んだことは失敗だった。すぐに使えるようになったことは便利だったのだが、いままで楽天モバイルとのデュアルSIMで使っていたのが片方のSIMしか待ち受けができなくなってしまった。楽天モバイルを物理SIMにすることは難しい(在米だと)ので、US Mobileのほうを物理SIMに変えられないかカスタマーサポートに聞いてみる予定(無料期間が終わったら)。楽天モバイルはあまり使わないが、たまにSMSが来るので受け取れないと不便。携帯電話によってはeSIM2つでもいけるのかもしれないが、Pixel 6aでデュアルSIMにするには物理SIMとeSIMの組み合わせであることが必要。

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