最近は修論を書いたり寝たりしてる。修論は卒論と同じくTeXで書いているんだけど、いろいろ新しくしてるところもある。使ってるstyは主なところだと、
- mediabb*1
- jpg, png, pdfなどをそのまま貼ってくれるやつ。epsにしなくていいので便利。
- amsmath,amssymb,amsfonts
- 数式でeqnarrayを使わなくてよくなる。主にalignを使う。
- comment
- TeXで%を使わない複数行コメントを可能にする。
- listings*2
- ソースとかをそのまま載せられる
- nomencl
- Nomenclatureを自動生成してくれる。
- hyperref
- pdfにしたときにリンクつきのしおりを自動生成してくれる。
とかである。今回、nomenclを使ったのでそれの導入の仕方を書いてみる。サイト*3 *4を参考にしつつ使った。
まず、CTAN*5のサイトからファイルを落としてきて解凍する。そうするとファイルが見つかるので、コマンドラインからコンパイルする。
latex nomencl.ins
すると、nomencl.styがそのフォルダに作られる。これをstyファイルが置いてあってパスが通ってるディレクトリにいれるか、.texファイルがあるところに置いておく。その状態で、.texファイルのプリアンブルに、
\usepackage{nomencl} \makenomenclature
と書いて、さらに\begin{document}以降のNomenclatureを反映させたいところに
\printnomenclature
と書き、実際にその記号を定義したいところには
\nomenclature{$C_L$}{Lift Coefficient}%
というように書く。そして、TeXをコンパイルするときは、1回目と2回目の間におまじないを次2行目のように書く。ここで、index.texがコンパイルしたいtexファイル。
platex -kanji=euc -shell-escape index.tex mendex index.nlo -s nomencl.ist -o index.nls platex -kanji=euc -shell-escape index.tex dvipdfmx index.dvi
(-kanji=eucは文字コードがEUCのときにWindowsでコンパイルするオプション、-shell-escapeはmediabbのために必要なオプション)
すると、できたpdfにはNomenclatureができている。デフォルトでの見た目が以下のよう。
Nomenclatureって日本語でなんていうんだろ。記号一覧?記号表?引き続き修論を書こう。
*1:http://www.ma.ns.musashi-tech.ac.jp/Pages/TeX/mediabb.sty.html
*2:http://tug.ctan.org/tex-archive/macros/latex/contrib/listings/
*3:http://www.biwako.shiga-u.ac.jp/sensei/kumazawa/tex/nomentbl.html
*4:http://d.hatena.ne.jp/sack_lunch/20050226/1126111123
*5:http://tug.ctan.org/tex-archive/macros/latex/contrib/nomencl/
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