ひとつ18切符が余っていたので三島に行こうと思っていた。昨日、しゅうへいの送別会でイワマにいっしょに行こうと誘ってみたら、「いやですよーそれより3Dカメラの見本市行きません?」と言われたのであきらめた。おっちーにもtwitterで聞いてみたけれど「まじっすか。それは行くにいけない・・・」と言われたので、もう他にいっしょに行く人がいない俺は、ひとりで行くことになった。ひとり旅だ。
電車での旅と言えば、窓から眺める風景と本だ。飯田橋から東京まで行って、東京からはずっと東海道線。持って行った本は、
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/09/27
- メディア: 新書
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京極夏彦の本読める!と思うと前日から顔がにやけていた。本が好きすぎる危ない人だ。
本を読みながらたまに窓から見える湘南の風景がうれしかった。本はあまり進まないうちに熱海について、乗り換え。箱根を上るとあれだけ大変なのに電車で行くと熱海-三島間は10分ちょっと。っていうのにすこしびっくりした。結局東京駅から各停に乗って2時間くらいで到着。
三島駅。
三島駅について、ローソンに行ってジャムパンを買った。それから観光案内所に行って「みしまっぷ」を手に入れた。レンタサイクルがあって「やった!」と思ったけど4時までだったのであきらめた。そこからてくてく歩いていった。
楽寿園がすぐにあったけど入園料がかかるようなので無視し、ずんずん進む。そしてまずたどり着いたのが三島バイカモの里だ。
三島梅花藻の里。
三島梅花藻の里。人が見える。
思ってたよりずっと小さいところだったけど。きれいなところだった。俺がたどり着いたときはNPOの人たちが作業をしていた。どうやらここはNPOの人たちがバイカモを育てているところらしい。池には魚が泳いでいた。水車も回っていた。美しかった。
そこからさらに2キロほど歩いて柿田川公園にたどり着いた。1号線沿い。東京から125キロ。ここが本日の目的地。
富士山のわき水がものすごい量でてきて、それだけで川になっているというところの、一番上流のところにある公園。展望台から見られるようになっていた。ジャージ姿の中学生3人組と、赤ちゃんを連れた母親らしき人がいた。中学生がここにきて楽しいのかな、と少し思った。案の定暇そうにしていた。母親たちはどこから水が湧いてるかワカンネと行って足早に去っていった。
柿田川公園の入り口。
柿田川のわき出してる一番もとのところ。
第1展望台から見たところ。わき出ているところが蒼く見える。
深いところ、またはその周りにアブラビレがある魚たちが泳いでいた。
柿田川公園。
水がきれいで、どんどんわき出していた。第2展望台のところは深さ3-4mくらいありそうな、青い池で、忍野八海に似ていた。でもあんまり観光地っぽくなさげなのがよかった。アマゴだかヤマメだかが泳いでいてびっくり。こんな住宅地に、と思ったけれど水温的にも水的にもそんなもんなのかなと思った。
柿田川。
公園の逆側から撮った。逆側に茶房柿田川ってとこに入れるとよかったのだけれど、なんか閉まっていた。残念無念。あそこが一番川に近づける場所っぽかったのに。地元の犬散歩してる人に「こいつヨソ者だな・・」と思われつつもずんずん進んでみたけれど、川に近づけなさそうだったのであきらめた。
しかし水だけでずいぶんすべてのことが変わるものだ、と思う。
植生も山に生えているようなのが多かった。久しぶりに見る、昔はよく見ていたような風景が嬉しかった。小学生のときは山に入っては自分でとってきた竹で竿をつくって自転車で山を登って釣りをしていた。懐かしい。
柿田川公園で瞑想する俺。
三島駅の夜。
疲れたのでどんどん歩いて帰った。川にはカモがいてカモと喋ったりした。カモは俺に返事をするのが面倒そうだった。駅前のローソンでカップ麺を買って食べて、もう一度東海道線に乗った。携帯の電池がきれた。タカフのせいだ。と思いながら、電車ではひどく眠たくなって、寝てしまった。そのうち東京についた。
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