財布のかわりにカードケースを持ち歩く生活を4年くらいおくってきた。とても快適だったので、いわゆる財布を持ち歩きたくなくなった。しかし、IT後進国である日本に帰ってきたらそれでどうにかならないケースが増えてきた。それを考えていることをメモする。
ずっとMywalitのカードケース(写真)を財布替わりに使ってきた。これの長所は次のとおり。
- 軽くて小さくて持ち歩きやすく、ポケットにいれてもかさばらない。別途バッグを持ち歩く必要がない。手ぶらで出歩ける。
- 必要なものがすべて入る。必要なものとは、クレジットカード2枚(主に使うカードと予備)、 免許証1枚、保険証1枚、交通系カード(Orcaカード)1枚、銀行のデビットカード1枚(お金を引き出すか預け入れる用)
- 会計時にやることがミニマム。財布を開いたり、ジッパーを開けたりする動作がいらない。ポケットから出して、その次の動作でカードを取り出せる。またはそのまま交通系ICカードをタッチできる。
これを可能にしていたのは、アメリカの次のような事情がある。
- クレジットカードが隅々まで普及しており、会計の現金が必要になる機会が非常に限られる。例えば、
- 個人経営の中華料理屋でクレジットカードに対応していない場合(なぜか中華料理屋に多い)
- イベント会場や公園などで駐車場がクレジットカードに対応していない場合
- みんなでご飯を食べに行って割り勘にする際に店側がクレジットカードに対応していない場合(通常、割り勘でもクレジットカード対応している。10人でご飯を食べたら、店員に10枚カードを渡して割り勘で、というと割ってくれる)
- Apple PayかGoogle Payが結構普及しており、7-8割のスーパーやレストランで使える(逆にQRコード決済はあまりない。ウォルマートくらいか?)
- 店のポイントカードがあっても電子化されているケースや、電話番号を言えばよいケースが多い。
- たとえば、スーパーのポイントカードを持っていると割引になる商品が多い。ただし、ポイントカードそのものがなくても、ポイントカードに紐づいている自分の電話番号を打ち込んだり、店員に伝えたりするとカードを持っていることになって割引が受けられ、ポイントが貯まる。
- もしくは、Google PayやApple Pay上のポイントカードを使える。
- レシートも電子化されているケースが多く、電子メールで受け取ったりアプリ内で表示できたりする。電子化されていない場合でも、たいてい買ったときのビニール袋の中にレシートを店員がいれるので、レシートを財布に入れる必要がない。
- 病院には診察券というものがない。保険証を出せばそれでよい。
日本だと難しい場合が多い。
- 物理的なカードを要求されるケースが多い。病院の診察券、スーパーや飲食店のポイントカード、マイナンバーカード、図書館のカードなど
- クレジットカードが十分普及しておらず、かといって他の電子マネーも十分に普及していない。
どうしても日本のほうが持ち歩くカードの枚数が多くなるし、それに加えて現金が必要になってくる。そうなると財布の大型化が必要である。しかし大きな財布は持ち歩きたくない。今の運用は次のとおり。
- なるべくPay系決済を使う
- なければクレジットカードを使う
- 現金が必要な場合は、お札のみ持ち歩く。小銭がじゃらじゃらするのを防ぐため。
- お釣りで小銭が発生した場合はズボンの小銭ポケットに暫定的に入れておいて、家に帰ったらすぐに小銭を入れる壺に入れておく。または、郵便局のATMがやっている時間であれば小銭をすぐに預ける。
しかしどうしても、いまのカードケースだとカードの枚数に限界がある。何かいいのはないかなあ。条件は、(1) 小銭入れなし、(2) カードの枚数は8枚くらいまで可、(3) なるべくジッパーなし(開けるのが面倒)、(4) なるべく折り畳みではないもの(折り畳みを開くのが面倒)。Amazonで探してみると、いろいろ(例:下の4つの写真)あるけどどれも一長一短である。
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