雪のマウントレーニアへドライブ

日紀

最近Seattleでは天気がいい。秋、冬、春とひたすら雨が降っていたり曇っていたりしていたのと比べると格別に気持ちのよい天気が続いている。天気が良い日は、Mt. Rainierが南の方に見える。日本ではなぜかコンビニで売っているコーヒーのブランドとして有名だが、ここでは晴れていて気持ちの良い日のみ見える山なので、見えるとテンションが上がる。

というわけで最近よく見えるようになったので自分で行ってMt. Rainierを歩いてみたくなった。Seattleから100マイルちょっと、車で2時間半程度。途中で山道だったり高速ではない道路があるので、距離の割にすこし時間がかかる。

準備編

2週間前あたりから、Mt. Rainierのどこに行けばよいかを調べた。公式サイトが非常に詳しく書いてある。Mt. Rainierは富士山のような形の山であり、とてもたくさんのTrailがある。Trailは日本語でなんていうのかよくわからないけれどたぶん山道みたいな感じ。公式サイトには所要時間とかどんな景色が楽しめるかとかが書いてあった。

自分自身Seattleに来てからこれといった定期的な運動をしていないし、家族も山道に慣れていないし、泊まりではないのでそれほど長い滞在時間がとれないので1時間くらいで行けるTrailがよかった。今回はParadiseという場所からすこし散歩するTrailにすることにした。

その他の準備はお弁当くらい。山でもありレストランが充実しているわけでもないらしい。車はガソリンを入れておいた。あと、Mt. Rainierの近くは携帯の電波がないという話だったので、使っている携帯(Moto G5 plus)であらかじめオフライン地図をダウンロードしておいた。

当日編

当日は朝早く出発した。当日になっての懸念点は、そもそもいまはシーズンなのかということ。Mt. Rainierは標高が高く、上のほうは常に雪が積もっておりたくさんの氷河が円周上にある。道はそもそも雪がないのだろうか、、と調べたところ、とりあえず行こうとしていたParadiseのVisitor Centerまではすでに雪かき済と書いてあった。ちなみに公式Twitterの情報が一番正確そうに見えた。

ということで9時半くらいに出発し、2時間版くらいかけて到着した。妻の運転なので自分はやることがないので写真を撮ったりしていた。途中までは大きめの高速道路を通っていくのだが、途中からは山道になりあまり速度が出せない。 山道に入ったら鹿が出てきて道路を横断していた。

牛が草を食べているところ

途中からはまっすぐな道を進む

非常によい天気の道路

天気はよかったものの、なぜかMt. Rainierのまわりだけはやや曇っており、近づいても近づいてもMt.Rainier そのものはあまり見えなかった。はじめはピクニックコーナーに行ってお弁当を食べようかと考えていたが、Paradiseのまわりはまだ雪が深く、ピクニックコーナーのベンチはまだ雪に埋もれていた。Visitor Centerのまわりの駐車場は結構混んでおり、われわれのようなニワカ勢だけではなくスノーシューやスキーで滑っている勢も多かった。

雪は深いもののせっかく来たので雪の斜面をすこしだけ登った。自分は登山靴でいったけれども妻および子供は普通の靴だったのでちょっと丘に登ったら戻ってきた。やはり登山靴を買ったほうがよさそうだ。ここだけじゃなくて、ハイキングする際に使えそう。お弁当はVisitor Center で食べた。Visitor Centerで食べているのはアジア系の人が多かった。

駐車場の様子。ここの駐車場は盛況だった

こんな感じの斜面を登る。たまにちゃんとした装備の人が来る。

斜面からMt.Rainier 側と逆側を見たところ。向こうの山も雪を冠っている

もうすこし晴れればMt. Rainierが見えるのだけれど・・というところ

Visitor Centerにあった本日の天気ボード。雪崩注意

駐車場に向かう道はこのように左右に雪がまだ積まれている

Visitor Center(立派)

Visitor Centerの1階には軽食が食べられる食堂と、いくつかのソファがあり、2階には小さなMt. Rainier博物館みたいな施設およびお土産屋があった。おみやげはTシャツやパーカー、マグカップなどの定番品に加えてマウントレーニアっぽい熊のグッズとかが充実しており結構楽しかった。靴下を買った。お土産屋ではスノーシューのレンタルもしていたので借りてみたいなとすこし思った。

帰り道ですこしだけMt. Rainierのてっぺんが見えた。

帰り道、いくつか絶景ポイントのようなものがあったので何回か駐車して眺めた。Narada Fallsという滝があり、結構すごい滝だったのだが滝をいいポイント、つまり滝をしたから眺めるポイントで見るためには雪の斜面をくだらなければならず、こどもの機嫌が悪かったことおよび装備が充実していなかったので上からみるのでお茶を濁した。

滝を上から見たところ

 

滝の一部

滝のところから山側を見たところ

それからゆったり運転して帰った。次回は雪がだいたいなくなったときに来てみたい・・本来は今回もそういう予定だったが予想外に雪が残っていたので雪を眺める感じになってしまった。それでも景色はとてもきれいだったので特に悔いはないけれど、やっぱり山道を歩いてみたい。

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